第28夜 人形 ページ32
貴「オレ達の所に、な」
男(以下グ)「つまり、お前達が言いたいのは、
ｱｸﾏが来る前にｲﾉｾﾝｽが欲しい…ということか？」
貴「あぁ。出来れば今すぐに」
オレ達は、待ってやるほどお人好しじゃねぇんだ。
グ「なるほど…」
男―グゾルは帽子を取って、顔を上げる。
その顔は、人形の顔だった。
神田「お前…」
グ「私がマテールの亡霊だ」
貴「本当の幽霊ではないな」
グ「あぁ。私は人形だ」
ﾗﾗ「グゾル！」
人形…？
グ「ﾏﾃｰﾙはかつて、人々から『神に見放された地』と呼ばれていた。
ﾏﾃｰﾙの民は絶望と苦しみに生き、一時それを忘れる為に
踊りを舞い、歌を奏でる人形を造った。
やがて、街が滅び、人々が消えても、人形は動き続けた。
それが私、マテールの亡霊だ」
神田「街が滅びたのは500年前。
お前はそれからずっと動いていたのか？」
グ「ｲﾉｾﾝｽを心臓にしてな」
貴「ｲﾉｾﾝｽの力か。ありえるな」
神田「デカイ人形を運んで、ここから逃げるのは無理がある。
巻き込んですまないが、その心臓を戴きたい」
ユウが六幻を抜く体勢に入る。
ﾗﾗ「待って！逃げられないなら、隠れればいいわ！」
少女―ララは、グゾルの前に立って言った。
神田「お前は何だ？」
グ「人間に捨てられていた子供だ…ｺﾞﾎｯｺﾞﾎｯ」
突然、グゾルが苦しそうに咳をした。
ﾗﾗ「グゾル…！大丈夫？」
ララは心配そうにグゾルを支える。
貴「…隠れると言ったな。どこに隠れるつもりだ？」
と、その時、ユウの服の中からｺﾞｰﾚﾑが出てきた。
神田「トマか？そっちはどうだった？」
トマが言うには、アレンの安否は不明。
今、ｱｸﾏはﾃｨﾑｷｬﾝﾋﾟｰを追いかけているそうだ。
オレ達がトマの報告を聞いているうちに、
グゾルがララに何やら耳打ちをしていた。
だが、オレもユウもｺﾞｰﾚﾑの方を向いていたせいで、気付かなかった。
神田「俺のｺﾞｰﾚﾑを案内役に向かわせる。ﾃｨﾑを連れてこっちに来い。
今はﾃｨﾑの記録した映像が必要だ」
ﾄﾏ『はい。了解しました』
(No side)
ﾄﾏ「はい、了解しました」
トマが外を覗うと、
ｱｸﾏがﾃｨﾑｷｬﾝﾋﾟｰを捕まえて、地面に叩きつけたところだった。
ﾃｨﾑは粉々になった。
そして、ｷｮﾛｷｮﾛと辺りを見回して、その場を立ち去った。
トマがホッと、息をついていると…
ﾄﾏ「!!」
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羅霧-rumu-(プロフ) - 了解☆ ダイブ理解したヾ|*´･ω･|q (2012年6月12日 16時) (
レス) id: 24f3586909 (このIDを非表示/違反報告)
モグ子(プロフ) - 来たよー(^O^)/更新頑張ってねー(ﾟ▽ﾟ)/ (2012年6月8日 18時) (携帯から) (レス) id: 97745fc5f8 (このIDを非表示/違反報告)
セナ(プロフ) - 金環日食見たよ〜(≧∇≦)
めっちゃキレイやった♪
……ってか
本編書けやコノヤローwww (2012年5月21日 8時) (携帯から) (レス) id: 9d7c566b9b (このIDを非表示/違反報告)
アサギ(プロフ) - 続き待ってます！ (2012年5月17日 23時) (携帯から) (レス) id: dea561871c (このIDを非表示/違反報告)
セナ(プロフ) - どうやろ…ww １日で終わりそうww やっぱやめとこっかな〜(￣∀￣) (2012年5月12日 22時) (携帯から) (レス) id: 9d7c566b9b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：修羅★ | 作成日時：2012年5月9日 21時
