【Dグレ】 オレ/俺の幼馴染みはド短気！

第24夜　亡霊とイノセンス ページ28

ﾄﾏ「あそこです」


トマの指す場所には4つの結界発生装置。


中には、マントと帽子を被った、(多分)男と少女が。


神田「マテールの亡霊か」


あいつらがｲﾉｾﾝｽを持っているのか…。


ア「ﾌｧｲﾝﾀﾞｰの人達は…？」


ﾄﾏ「あなた達、ｴｸｿｼｽﾄが到着するまで、
　 装置をマテールの亡霊を守るために使ったのです」


そうトマ言った瞬間、男と少女に向かってアクマが弾丸を放つ。


しかし、それは結界によって弾かれた。


神田「最善の策だ」


ﾄﾏ「ええ」


ユウの言葉にトマも頷く。


確かにマテールの亡霊(ｲﾉｾﾝｽ)を守るためには、これしかないが…。


ドカーンッ


突然の爆発音。


全員、音のした方を見た。


ア「あれは…まだ生きてる！」


そう言って、アレンはその場所へと向かった。


貴「って、オイ！」


神田「放っておけ」


ユウは背負ってあったｲﾉｾﾝｽ、六幻を抜き、構えた。


神田「急がないと…結界が保たない」


貴「そうだな…」


オレも、いつでも発動できるように構えた。


アレンのことも心配だが、今はこっち優先だからな…。


〜路地〜(アレンside)


ﾌｧ「ハァ…ハァ…」


一人のﾌｧｲﾝﾀﾞｰが、迫るアクマから逃げていた。


僕もそこへ急いで向かう。


ﾌｧ「ぐっ…」


ﾌｧｲﾝﾀﾞｰは必死に逃げるが、限界のようで膝をつく。


更に、運悪くその先は行き止まり。


絶望的な中、ﾌｧｲﾝﾀﾞｰの人はこちらに気付いた。


ﾌｧ「ぁ…ｴｸｿ､ｼｽﾄ…！」


手を伸ばし、僕に助けを求める。


間に合え!!


ｱｸﾏ「ニヤッ」


普通の型とは違う、丸いボールのようなアクマが不敵に笑った。


そして…


アクマはﾌｧｲﾝﾀﾞｰの人に向かって、弾丸を放った…。


ア「ぅ、うわぁぁぁぁあ!!!」


僕は怒りに任せてｲﾉｾﾝｽを発動させ、近くにいたｱｸﾏを斬った。


バババババババンッ


さっきの丸いアクマが襲ってくる。


ア「くっ…」


それを間一髪で避ける。


このままじゃ…。


(アレンside 終了)

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