【Dグレ】 オレ/俺の幼馴染みはド短気！

第17夜　背中合わせ ページ20

貴「行くぞ！アクマども!!
　 ｲﾉｾﾝｽ発動…闇ノ槍(ﾀﾞｰｸﾈｽｽﾋﾟｱｰ)!!」


オレのｲﾉｾﾝｽは、腕輪から槍へと変わる。


貴「はっ!!」


スパッ ドカ―――ンッ


アクマは派手な音をたたて、爆発した。


まずは一体。


貴「次っ！」


次々とアクマを斬り捨てていく。


だが、数は減らない。


むしろ、増えている気さえする。


貴「もっと数を減らさないとな〜…」


パキッ…


微かに小枝を踏んだ音がした。


貴「!!?」


音のした方を向くと、チラッと青い髪が見えた。


人…？


追いかけたいところだが、まずはこっちだな…。


そう思い、再びアクマの方を見ると、銃口が目の前にあった。


ヤバッ――――


バンッ バンッ バンッ


銃口が火を噴いた。


反射的に目を瞑った。


…だが、いつまで経っても撃たれた衝撃は来ない。


恐る恐る目を開けて見ると、目の前にはユウの顔があった。


オレが撃たれる直前に助け出してくれたらしい。


…しかも、お姫様抱っこで。


神田「何よそ見なんかしてんだよ」


貴「ぁ…く、来るの遅過ぎなんだよ！」


って、オレは何を言ってんだよ！


ツンデレかっての！?


お礼が先なのに…。


神田「助けてやったのに、その言い草はねぇだろ」


　
ごもっともで…。


貴「と、とにかく、こいつら(アクマ)片付けようぜ！！」


…もうオレ、何がしたんだ？


神田「ﾌﾝｯ)そうだな」


そう言うと、互いに背を預け、武器を構える。


神田「足、引っ張るなよ？」


貴「ﾌｯ)そっちこそ！」


そして、同時に地を蹴りアクマに向かっていく。

作者から♪　【追記】→←第16夜　AKUMA

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