いちばん星☆【1】〜the first star of evening〜 (Ki)

7 ページ7

.





あ……







えっ……？






やっぱり…この声……





ちょっと低くて擦れてる……





……今朝の…

あの助けてくれた小動物くん？？





ってゆうか…3年目って……





えっ……？





同期なの？？






……いやいやいやいや。笑




どう見ても年下でしょーよ





めちゃめちゃ新入社員のあの3人と同じ空気感ですよ？？





……本当に？？







首を傾げながらそんなことを考えてると



朝礼が終わって






前の5人が配属先のチームへとバラバラと分かれていった








私のチームには





新入社員の二階堂くんと



私と同期らしい藤ヶ谷くんと…



あ……



北山くんだ………







するとばっちりと北山くんと目が合った





そのクリクリの目に見つめられて






しばらくかたまる私……







「…あっ！！！」






クリクリの目をさらに大きく見開いて





口をあんぐりと開けて





私を指差す北山くん






「えっ？？」



隣りのまきこが私と北山くんを交互に見ると






「あっ！……いえ
…何でもないっす」







輪になって軽く自己紹介するとちょうど始業のチャイムが鳴った








.




.




.




カタカタカタカタカタカタ……







パソコンに向かい仕事を始めた







隣の席からまきこが囁く







「ね！ね！A！！
さっきのあれ…何？？どゆこと？」




『あ…うん……
お昼休みに話すね』






「おっけ〜！な〜んか…楽しみ〜♪」






ニヤニヤしながら まきこも
自分の机に向かった






.

8→←6

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す