いちばん星☆【1】〜the first star of evening〜 (Ki)

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タクシーでまきこの家まで行くと
二人で一緒にお風呂に入って
テキパキと寝る支度をして
ベッドに二人でゴロンとなった




「…… ふぅ──っ！！
とりあえず無事に歓迎会も終わってよかったね〜！」



『うんうん。ホッとした〜
…あ！千ちゃんたち大丈夫かな？連絡してみよ』


「で？…Aは
何があったの…？」


『えっ……』



「気付かないと思ったの〜？
…元気ないの すぐ分かってたよ？
Aがいつ話してくれるのかな〜って
待ってた…」




『…そっか……やっぱり顔に出ちゃってたんだね。心配かけてごめんね』



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そして私は裕太とデートしたときに
裕太が言ったこと
それを流せなかったこと
裕太に対する今の気持ちを溢れるままに話した





「…ふぅ〜…そっか……
A…大丈夫？
裕太くんもさ〜バカ正直ってゆうかなんてゆ〜か
…悪気はなかったんだろうけどね……」



『…うん。そう思う……』





自分の一言で私がこんな気持ちになってるなんて
きっと裕太は想像もしてないだろうな……





『なんかね……うまく言えないけど
裕太には私しかいないし
私にも裕太しかいないって
漠然と思ってたの……』



「…うん」



『裕太は言葉で好きとか伝えるの苦手で
それを分かってたから
…理解してる振りしてたけど
……ほんとはずっと…言って欲しかったんだよね
私はたくさん裕太に伝えてたから
裕太は安心できてたと思うけど…
私は……』





そこまで言うと
今までずっと自分の奥の奥に閉じ込めてた想いが
涙と一緒に溢れ出した……







…そっか




私ずっと




ムリしてたんだ……







好きだから信じようとしてたけど
ほんとはずっと前から……



裕太といても安心出来てなかったんだ……





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