いちばん星☆【1】〜the first star of evening〜 (Ki)

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──月曜日──



今日は週初めだから
朝は会社へ出勤したオレ




週末の飲み会も無事に終わったから
幹事の同期たちに“お疲れ様〜”って声かけようと
Aちゃんたちの方へ来てみると……


…ん？

Aちゃんいない……？

デスクの上がスッキリしてる

…まだ来てないのかな……？



「あっ！まっきー！」



「ん？…みっくん！おはよ〜！！
金曜日はお疲れ様〜！
千ちゃんたち大丈夫だった？？」



「え？あ…うん。大丈夫だったよ
まっきーもお疲れ様。…あのさ……Aちゃんは？」



「…あ〜。今日はお休みするって」



「え？休みなの？…風邪？」



「う〜ん。……体調不良かな…」



「え？？…どっか悪いの？？」



「…う〜ん。まぁ……恋の病ってとこ？」






「…………。」





なにそれ？
…恋の病ってなんだよ……



先週の元気なかったAちゃんの顔がフッと過ぎった




「みっくんさ……
あ…いや何でもない

たぶんA…一人寂しく泣いてるよ？
…んじゃ！！」





「えっ？？」





そう言うとまっきーは自分の席へと戻って行っちゃった……






.


.


“一人寂しく泣いてるよ？”って
…どういう意味だ？



Aちゃんには…彼氏……いるだろ？



体調悪い時に
来てくれないようなひどいヤツなのか？



…ってか
恋の病って……




彼氏と…なんかあったってこと……？







…Aちゃん



今……泣いてるの？



一人で……泣いてるの？







もし…


もしそうなら……


オレがAちゃんを迎えに行く……！






……いい？







迎えに行ったら
もうAちゃんのこと離さない……



ってか
もう二度と…離せなくなると思うけど






……それでもいいの？





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※いちばん星☆【2】へ続きます

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