いちばん星☆【1】〜the first star of evening〜 (Ki)

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私の左隣に座るみっくん



「うお〜っ！…マジでキレイだねっ」


『うん！すごく素敵！…お店もすごく雰囲気良くない？……海外旅行気分だぁ〜♪』



「っんふ。笑
ほんと……ず〜っと居られる〜っ♪」

ってソファーに寄りかかって
目をつぶって
ん──って伸びてるみっくん

…やっぱり小動物みたい。笑




『ふふっ。笑
みっくん…教えてくれてありがとね
…でもなんで知ってたの？
みっくん神奈川にいたんだよね？』



「ん？うん…そうだけど
オレ美味しい店見つけて食べ歩くの趣味だから♪」



『え？そうなんだ？
…じゃあみっくんにくっ付いてれば
美味しいご飯にありつけるね♪ 笑』



「あははははは…まぁね…
Aちゃんはなんか苦手な食べ物あんの？」



『ん？ん〜梅干！あと辛いの！』



「え？辛いの？
辛いのだめなの？」

『うん。カレーはいつも甘口だよ』


「マジで？？？…お子ちゃまか〜い！笑
んふふっ…あれ？…このカレー甘口？」


目の前のテーブルに置かれてるカレーを指差すみっくん


『ううん
これは辛さレベル5の方で
りこちゃんの前にあるのがレベル1だって』



「そうなんだ！うまそう！
…食ってみよ〜」


そう言って焼き立ての大きいナンに
辛さレベル5のカレーをつけて
大きな口でパクッと食べるみっくん


…ふふっ


一生懸命もぐもぐしてて
ほんと小動物みたい。笑



「んまっ！！
でも全然辛くないよ？」



『え？5だよ？…ほんとに？』




「うん！甘いよ？
逆なんじゃない？…ほら？」

ナンをちぎってカレーをつけて
私の口の前に持ってくるから
条件反射みたいに口を開けちゃった私



パクッ……





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