人類最強はファーランの妹に命を狙われてるらしい【リヴァイ】

episode1 ページ3

Aside







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ー訓練兵104期生通過儀礼にてー




教「貴様は何者だ！！」

ア「シガンシナ区出身！アルミン・アルレルトです！！」

教「そうか！バカみてぇな名前だな！！親がつけたのか！？」

ア「祖父がつけてくれました！」






はぁ、しんどい。



こんな恫喝になんの意味があるんだか…。





隣にいるアルレルトとか言うやつの所まで教官が廻ってきた。

つまり次は私だ。







教「アルレルト！貴様は何しにここに来た！！」

ア「人類の勝利の役に立つためです！！」







私がここに来たのは人類の為でもなんでもない。


言わば、とある人物をぶっ殺すためだ。





教「それは素晴らしいな！！貴様は巨人の餌にでもなってもらおう！！」






あっ、やば、隣のやつ終わっちゃった。


てことは…




教「貴様は何者だ！！」




ほらぁ、来ちゃったよー。




私は慌てて敬礼のポーズをとる。

最初に説明されたからこれで間違いないはずだ。





貴「えっ、えっと……」

教「どうした！！…出身と！名前だ！！」





まずい、非常にまずい。


ここで地下街出身なんて馬鹿みたいなこと言ったら、また地下街送りにされるに決まってる。



地上の人達にとって、地下にいいイメージは全くと言っていいほどないのだから。





…よし



適当な所を言ってごまかそう！！うん！！←





貴「と、トロスト区出身！A・チャーチです！！」





トロスト区辺りは確か割と人口も多いし無難な所だろう。

バレないはずだ。





教「貴様は何のためにここに来た！！」





はい。


再びピンチでーす。




言えない、殺したい人がいるからですなんて言えるか。

地下街どころか憲兵団送りだ。もちろん牢の方の。




さっきの、あの子はなんて言ってたっけ。

そう、アルレルト君…








"人類の勝利の役に立つためです！！"






あ、うん、これでいこう。


普通の答えだと思うし、被っても疑問には思われないはず…。



ごめんねアルレルト君！





貴「人類の勝利に貢献したいからです！！」


教「そうか！それでは貴様も巨人の餌になってもらうとしよう！！


３列目！！後ろを向け！！」






おわ、ったあああああ









私は解放感に包まれゆるりと敬礼の姿勢を崩した。









✄--------------- ｷ ﾘ ﾄ ﾘ ---------------✄

夢主ちゃんころころキャラ変わるかも…。

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