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深海アリウム ページ5
女の子みたいだって。
君が僕の癖毛に触れた。
僕は黙ってガラスに触れて指で字を書くふりをした。
熱をもった指は冷えるガラスを曇らせ進んだ。
君は凄いよ。
僕は学校で変態趣味だなんて言われているのに。
君も僕も感化される時期だから。
君だって僕を非難すればいいのに。
ああそうだね君は男らしいよ。
どれだけ自分を恨んだか、君に言ったら君は抱きしめてくれるかな?
だったら。
「僕は、女の子なんだ」
女の子なんだ。
僕が自分を彩っているときだけは。
僕は女の子だ。
そのはずなんだ。
「君は随分とスキンシップが激しいね」
だからキスしたって女の子だから。
はは、ああもう消えちゃいたい。
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