シンジュクのホストにガチ恋したんです自慢じゃないです【ヒプマイ】

なんぱすぇん ページ12

「や、だから暇じゃないんです」


「暇そなカッコしてんもん」

「ね、気持ちいから、さ？ね？」



グイグイくるナンパ君。



こういうときに限ってネオンだらけの街から外れた路地裏には私達しかいない。

こういうシチュほんといらないから捨てていいですか。




「あの、ふ、ふぇっ」



「え？なに？触られて感じちゃってるカンジ？」



違う、違うんだ。




「ふ、ぇ、あ、」




「ふふふぇぇっっぐじおおおおおおおおいっ」



鼻水が飛び散って彼の服にかかる。


ティッシュかと思い、鼻をチーンとかめば




「な、なにやってんだオメーーーーー！！」



彼の服で。




殴られかけたとき、誰かに腕を引かれ走った。




その手は、逞しいくせに、ブルブルと震えていて。

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