＊3＊ ページ26
「たのしかったねーっ！」
「たーちゃん、もっとあそびたいよー」
家までの帰り道。
ほっぺを赤くしながら智くんに掴まって歩く子どもたちと、
両手を子どもたちと繋いで、すっごく優しく笑ってる智くん。
寒いけど、ここだけなんか暖かい。
「じゃあ帰ったらお家であそぼっか」
「うんっ！おえかきしよ？」
「おっ、いいねぇ」
あっと言う間に龍生の機嫌が直るのは、智くんマジック？
お弁当食べて、おやつ食べて、たくさん遊んで。
それでもまだまだ遊び足りないみたい。
わが子ながらパワフルすぎる(笑)
明日は午後からのお仕事らしい智くん。
そしたらすかさず、
「さとしくんっ、ゆうごはんたべよう？」
って麻耶が誘って、
それに、いいの？って笑って頷いてくれた。
もう少し智くんと居られるんだ。
うれしい。
両手にぶら下がりながら、保育園のことや新しい絵本の話をしてて。
家までの道はあっという間。
智くんといるといつもそう。
暖かくて穏やかで、のんびりなのに気づいたら時間が過ぎてる。
それで、もっと一緒にいたいなぁって思うの。
家に着いて手洗いを済ませると、すぐにお絵かき帳とクレヨンを準備する龍生と麻耶。
はやくーってわくわくしてる。
「Aちゃん、あとで話せる？」
キッチンで冷蔵庫を覗いていたら、すぐ後ろに立ってた智くん。
「わっ」
びっくりしたぁ。
何だか最近こんなんばっかり？
お願いだから、耳元で話さないでください。
ドキドキする胸を押さえながら頷く。
「んじゃ、まやちゃんとたーちゃんが寝たら、ね？」
おまけに至近距離でにっこり笑わないでほしい。
もう心臓が痛い。
落ち着いて過ごしてたのに、またわたわたしちゃう。
上の空でなんとかご飯を作って、みんなで食べて。
すごく幸せな時間だなぁってかみ締めてたら。
「んまっ。あー・・・すっげぇ贅沢だわ」
智くんが私の気持ちを言った。
「まやちゃんたちはいいねぇ。いっつもこんなおいしいの食べられて」
麻耶たちをいいこいいこしながらそう笑いかける。
いつだって真っ直ぐな言葉が、今日は更にくすぐったいよ。
さとしくんとはいるー、ってお風呂に入れてもらって。
さとしくんとねるのー、って寝かしつけまでしてくれて。
「ぐっすりだよ」
そう笑った智くんに、そっとコーヒーを淹れた。
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ミホ(プロフ) - あみさん» あみさん、コメントとっってもうれしいです♪ありがとうございます！まだまだ未熟であれこれ迷いながらなのでさくさく行かずすみません。少しでも楽しんで頂けているならうれしいです♪更新がんばります！ (2019年4月5日 1時) (
レス) id: 8ef5e9dce6 (このIDを非表示/違反報告)
あみ(プロフ) - いきなりコメント失礼します！このシリーズを最初から読んでずーっと楽しんでました！これからも読みます！更新頑張って下さい！！楽しみにしてます。 (2019年4月4日 22時) (レス) id: 595a819d9e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ki-bou | 作成日時：2019年3月31日 2時
