本音＊1＊ ページ12
言葉にしたら、智くんがちょっと寂しそうな目をした。
言っちゃいけなかったかな・・。
でも、それが嘘みたいに小さくなったんだよ。
「あのね？とっても素敵でしたよ？
きらきらしてて、楽しそうで。だから私も楽しかった、です」
「ふふっ、そっかぁ。そんなら俺もうれしい」
ふんわり笑う智くんに、自分で言っときながらなんか照れる。
伝えたかったのに。
いざ話したら恥ずかしくなるって、なんなの私(笑)
「照れてる？」
「・・いいえ」
「んふっ、うそつき(笑)」
・・・ほっぺつつかないで下さい。
変な生き物じゃありませんってば。
「・・・っ！？」
ていうか、近いっ！
今更だけど距離感にびっくりですよ！
もともとそんなに離れてなかったけど。
更にイスを移動して下から覗き込んでる智くん。
思わず後ずさって距離をとる。
と、また少し近づく智くん。
なんで！？
「逃げないの(笑)・・ね？」
「・・・っ」
そんな優しげな・・いやすっごく優しい目で見つめないでください。
おまけに頭ぽんぽんしないで。真っ赤になりますって。
「・・心配だった。
Aちゃんに嫌われたらどうしようって」
「そんなこと・・・ない、です」
「ん。安心した。
ホントはさ、楽屋で会えただけでも十分かなって思ってたんだ」
「え？・・・そうなの？」
「うん。けど、見てもらいたかったのもほんと」
ん？それはどっちが本音？
「・・まやちゃんたちがすっげぇ楽しそうに遊んでたじゃん？
で、それ見てるAちゃんもうれしそうでさ」
・・そう、だった？
うん。
確かにあの人たちに遊んでもらえて、なんて優しい人たちなんだろうって思ってたけど。
智くんにはそんな風に見えてたんだ。
「もっと楽しい時間あげたいなって」
「・・・智くん」
どうして、そんなに優しいの？
どうして。
そんなに想ってくれるの？
・・・私には勿体ないよ。
「てのが半分。もう半分はやっぱり、俺のわがままかな。
Aちゃんが見ててくれたら、すっげぇがんばれるかんね、俺」
「・・そんな、私なんか」
「んなことないのっ。・・それ、やめよ？」
「え・・・？」
「なんか、って、俺の好きな人・・そんな風に言わないで」
「・・・っ」
息が、止まるかと思った。
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ミホ(プロフ) - あみさん» あみさん、コメントとっってもうれしいです♪ありがとうございます！まだまだ未熟であれこれ迷いながらなのでさくさく行かずすみません。少しでも楽しんで頂けているならうれしいです♪更新がんばります！ (2019年4月5日 1時) (
レス) id: 8ef5e9dce6 (このIDを非表示/違反報告)
あみ(プロフ) - いきなりコメント失礼します！このシリーズを最初から読んでずーっと楽しんでました！これからも読みます！更新頑張って下さい！！楽しみにしてます。 (2019年4月4日 22時) (レス) id: 595a819d9e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ki-bou | 作成日時：2019年3月31日 2時
