B級1位所属のトリオン怪物少女 (ページ43)

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138話ページ43

『…何これ…。遠征に一緒に行きたい人、また、その理由。遠征に一緒に行きたくない人。また、その理由…。』

どうやら、遠征に行きたい人、行きたくない人を書けばいいらしい。なんだ、簡単じゃないか。

とりあえず、トリオンが多いか、技術面が高い人だな。トリオンが多い、そして、技術面でも高い人だと、足でまといにもならない。すんげぇ上から目線だな。

一緒に行きたい人理由

・仁礼光・オペレーター能力高いし、明るいから。

・二宮匡貴・トリオン、技術面共に高くて、頼れるから。

・空閑遊真・単純に強い、判断力が高いから。

・水上敏志・盤面整えるの上手いし頭いいから。

・王子一彰・面白いから。

一緒に行きたくない人理由

・三雲修・トリオン的に足でまといになるから。

・いない

ざっとこんな感じか。

三雲くん、君は悪くないんだ。盤面を整えるのが上手そうだし。でもね、トリオン…トリオン…。すまん。

空閑「ありさセンパイ、誰にした？」

『んぉ、見る？』

ゆーまが誰を選んだかを聞いてくる。

そして、スマホの中身を見せる。

空閑「お、俺いるじゃん。やった。で、行きたくない人は…オサム…か。」

三雲「…！」

『おぉ、ちゃんと聞いてくれよ。トリオンが問題なんだよ。戦場で換装が解けて、誰かに守られながら遠征艇へ戻る。そんなやつは戦場では足でまといにしかならない。

平均的なトリオンの量が三雲くんも持っていたら私は三雲くんを選んでいたと思うよ。だって水上先輩みたく盤面整えるの上手そうじゃん。頭もキレるし。』

いきなり声低くなるじゃん。怖いよ。私はそう思いながらも、理由を説明する。

私が事情を説明すると、ゆーまは納得したような顔になる。

空閑「そういうことか。疑ってごめんなさい。」

『お、おぉ？頭下げなくていいよ…！？』