133話 ページ38
二宮「(炸裂弾)」
変化炸裂弾。
二宮さんが炸裂弾を放つと同時に私も変化炸裂弾を放つ。
変化炸裂弾は本人が軌道を設定できるため、どう動くか読まれにくい。
私の変化炸裂弾と二宮さんの炸裂弾により、建物が半壊状態だ。
二宮「行け。雨取を抑えろ。」
犬飼「了解!」
辻「了解」
『了解』
二宮さんの指示を受け、犬飼先輩、辻ちゃんと一緒に千佳ちゃんを抑えに向かう。
ん、待てよ。これだと三雲くんの作戦通り…になる…!!?
普通なら三雲くんの今のポジションはヒュースのはず。でも三雲くんがいるってことはヒュースの代わりになる、二宮さんを倒せる程の隠し玉があるってこと…?
『あー、よく分からん…!!ごめんなさい、二宮さんのとこ、戻ります!』
犬飼「(なんかあるんだろうな。)わかった。」
二宮さんがゆーまを追いかけている。多分、今が三雲くんにとって絶好のチャンスだ。
辻ちゃんが家の屋根の瓦礫を取って、三雲くんに斬り掛かる。
『…!?辻ちゃん!』
イーグレット…か…?
『違う…!!通常弾じゃないです!!誘導弾です!!二宮さん!!』
間に合わな…い!!
《トリオン供給機関破損、ベイルアウト》
〈二宮さん、どうします?撤退、しますか?〉
二宮〈…お前はできるなら1人でも倒してからだ。〉
了解。
私はそういい、
『変化炸裂弾』
那須さんが変化弾でよくやる鳥籠を放つ。あれなら、行けるはず…!
《トリオン供給機関破損、ベイルアウト》
『よし。』
三雲くんをベイルアウトさせた後、煙で前が見えないうちに、私は全速力でその場から抜ける。
60m離れたか…?よし、
『ベイルアウト』
私と犬飼先輩は同時にその場からベイルアウトをした。
ごめんねぇ、三雲くん。
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作者名:音ゲー好きなオタク | 作成日時:2022年1月16日 2時