132話 ページ36
今は…私達の矛先が三雲くんに向いたら三雲君は即ベイルアウト。
でも、私達にそう見えるってことは多分三雲君の狙いはそこにあるはず。あの子はそういう考え方をしているからね。
二宮「深追いはするな」
二宮さんもきっとそれがわかっているのだろう。しないとこんな指示は出さない。
犬飼「わかってます。どうせ裏に雨取ちゃんがいるし」
そう易々と策にハマるB級1位ではないよ。
『あ…、私…副作用、あったわ…。』
犬飼「確か透視と千里眼だよね。」
『そうそう、それです。透視と千里眼使えば千佳ちゃんの場所わかりますよ。今更すぎましたわ。使います?』
副作用をあまり使わないため、存在を忘れてしまっていたぜ…。とふざけながら、副作用を起動させる。
空閑「リクエストに添えなくて悪いけど…あんたを倒すのは、オサムだよ。」
二宮「…残念だが…三雲じゃ到底…うちの脅威にはならないな」
んふふ、二宮さん、三雲くんは案外侮れないなんて言ってたのに…見え張っちゃってんな〜。
空閑「へぇ二宮さん…つまんないウソつくね」
ひゃーこーわーい。
三雲「スラスター、オン!」
空閑くんがそう言った瞬間、三雲くんがスラスターを起動させ、ユーマはスコーピオンを投げる。
ユーマのスコーピオン投げは二宮さんが。三雲くんのスラスターは辻ちゃんが止める。
『いました。向かいますか?』
三雲「…!?千佳!」
私がそれを言うと同時に三雲くんの声が聞こえる。
多分鉛弾だろうな。
『わかってます、よ!』
私はそう言い、家の瓦礫をガードに使う。
『やっぱりだ。』
千佳ちゃんはもう覚悟はできている…覚悟がないのは…千佳ちゃんを気にしている三雲くんだ。
『てか鉛弾くそ重いっすね…。』
そして、二宮さんは、通常弾をユーマに向かって放つ。
犬飼「やっぱり鉛弾でしたね。」
どうやら、私が防いだ後にまた狙撃が向かってたらしい。
犬飼先輩…そんな簡単に腕切り落とさないで…怖い…
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作者名:音ゲー好きなオタク | 作成日時:2022年1月16日 2時