B級1位所属のトリオン怪物少女 (ページ21)

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117話ページ21

千佳ちゃんのこと、好きなんだろうな…。知らんけど。

『それはちょっと違うんじゃない？』

私のその一言にユズルくんが黙る。

『守りたいんだったら自分で守ればいいじゃん。千佳ちゃんは遠征行くの確実なんでしょ？守りたいんだったら隊の人に任せるんじゃなくて自分でやるべきでしょ。

私がそんな立場だったらぶん殴って時分で守れって言うと思うよ。ユズルくん、十分実力あるんだから、自分でやれば？ただの弱いやつだよ。そんなことするやつは。

自分が遠征行けないとでも思ってるの？』

場が静まりかえる。え、悪いことなんか言った？

北添「ありさちゃん、かっこいいね。ゾエさんちょっと驚いちゃった。」

え、そんなこと言ったか？

『これ以上、大切な人を犠牲にしたくないんでしょ？自分の大切な人なら、犠牲にしたくない人なら、自分で守るべきでしょ。』

空閑「まぁ、好きにすればいいよ。結局勝つのは、俺たちだから。」

『お、ゆーま言うねぇその調子で私にも勝っておくれよ。楽しみにしてるからね。』

空閑「もちろん、ありさセンパイも倒すよ。」

ｶﾞﾀｯ

ユズルくんが帰る準備をする。

『え、私なんかまずいこと言った…？…なんか…ごめんなさい…？』

『そういえば、ゆーま、千佳ちゃん、いつになったら人撃つの？』

村上「撃てないんじゃなかったのか？」

『私は前から言ってるんですけど、千佳ちゃん撃とうとスれば撃てると思いますよ？』

作成日 2022年1月19日