浅尾きゅん☆ in tigers 2

出発 ページ4

●良太(新井)

　
　「拓、もーすぐ出発(´・ω・｀)」

　
　「・・・良かった、薬効いたみたいです(^_^)」


　「まじか！」


　「多分38℃ぐらいには下がっていると思います！」


　「まぁそれでも高いけどな・・・(^_^;)」


　「これぐらいならなんとか動けます(^_^)v」


　「ほんまに無理だけはすんなよぉ？ 倒れてからじゃ遅いんだから・・・」


　今日は巨人の主催ゲームではあるが屋外の地方球場(といっても移動時間バスで30分ほど(笑))でのデーゲーム(｀・ω・)!


　なんか嫌な予感するな・・・


　だってさっきまで39℃の熱出していたのに炎天下の中で野球するって・・・


　体調が良くてもこの時期のデーゲームは正直きつい。


―――――


　バスに乗って球場へ移動。


　さっと準備を済ませ、トリさんの掛け声で練習開始。


　ほー・・・んとに拓はすごい。


　さっきまでふらふらして寝てたくせに笑顔でキャッチボールって(ーー;)


　これだから他人に全く気付かれなかったんだろな(^_^;)


　練習が終わり、軽めの昼食をとり、もうすぐ試合開始。

　
　「良太、拓は？」


　「そこら辺いましたよ？」


　「あ、いたいた。 ちゃんと忠告しておかないとな(｀・ω・)」

　
　「拓ー！」


　「はぃ！」


　「意外と元気そうだな(^_^) でもな、登板あったとして、無理だと思ったら限界になる前にアイコンタクトしてな？ すぐマウンド行くから。な、良太？」


　「え、あ、はい！」


　「分かりました(*´∀｀*) お気づかいありがとうございます！ でも大丈夫そうです！ 昼の分の薬も飲みましたから☆」


　「ん、今日までやりきって明日ちゃんと病院行こうな(^_^)」


　「はい！」


　予想以上の回復ぶりにびっくり。

　
　でも先発が頑張って、拓の登板がないことが一番良いパターンなんだけど...


　今はだいぶ元気そうだけど、数時間前の姿を見ているだけに心配。


　

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