浅尾きゅん☆ in tigers 2

苦しい夜 ページ27

●博紀(上本)


　夜の10時ごろ、監督と共に桧山さん、鳥谷さん、新井さん、隼太もホテルへ戻った。


　点滴などのおかげで、俺の体調は順調に快方へ向かっていた(*´∀｀*)


　カーテン越しに時々聞こえる浅尾さんが咳込む声。


　すごく辛そう...(´・ω・｀)


　良くなってきているとはいえ、入院中。

　早めの就寝☆ミ


　「浅尾さん、何かあったら起こしてくださいね(^_^)」


　「ん、だいじょうぶ、だいじょうぶ☆」


　「おやすみなさい☆」


　「おやすみ〜」


―――――


　ふと目を覚ますとまだ真っ暗。


　まだ夜中か、なんで目 覚めたんだろ・・・ん？


　「・・・ッ、ケホケホッ、・・・コンッ・・・コンコンッ」


　ひどい咳・・・


　「浅尾さん、大丈夫ですか・・・？」


　返事はない。


　「ケホケホッ・・・」


　慌ててカーテンを押しのける。


　浅尾さんは布団の中に潜っていた。


　「すみません、めくりますよ！」

　
　中にはうずくまって咳込んでいる浅尾さんが...
　

　「浅尾さん・・・ 苦しいですね、大丈夫です・・・か・・・？」


　「博紀、ごめ・・・ケホッ 起こさない・・・ように コンコンッ しようと思っケホケホッ たのに・・・」


　「苦しかったら起こしてくださいって言ったじゃないですかぁ・・・」


　少しの間背中をさすっていたが、咳が止まる気配はない。


　「・・・ナースコールしますね。」


　枕もとにあったボタンを押す。


　

　「どうされましたか？」


　「浅尾さんが・・・咳止まらなくてすごく苦しそうなんです・・・」


　「浅尾さん、聞こえますか？ 大丈夫ですよ、落ち着いて息を吸ってくださいね。」


　「ケホッ・・・はぁっ・・・コンコンッ」


　「すぐに楽になりますよ、ゆっくり、深呼吸です。」

　
　看護師さん、さすがです！

　ほんの2,3分で咳は治まった。


　「熱上がっちゃってますね・・・」


　
　

　

　

　

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