浅尾きゅん☆ in tigers 2

入院 ページ14

俺は先に病室で待っておけ、とのこと。


　指示された行ってみると4人部屋だけど2つは空いていて、あと1つには『上本博紀』の名前。


　一緒の部屋にしてくれたみたい。

　
　静かに入ると、桧山さんと、ベッドに横たわる上本さんの姿が。


　「隼太！？」


　「どーも・・・(笑)」


　「なんでここに！？ お見舞い？・・・ってまだ試合中だろ？」


　「それが・・・浅尾さんが・・・」


　「拓？」

　
　「あの後、8回に投げている途中で倒れちゃって・・・・」


　「え・・・っ、まじか...」


　「心配で、監督に頼んで付いて来させてもらったんです(^_^;)」


　「そっか・・・拓も熱中症？」


　「いや・・・まだ診察中なので分からないんです＞＜」


　「博紀はやっぱり熱中症。 体調次第だけど、一応一晩だけ入院して明日には帰れる予定(^_^)！」


　「良かったですね・・・(*´∀｀*)」


　『ガラガラガラ・・・』


　『あっ。』


　
　浅尾さんが運ばれてきた。


　「先生、浅尾さんは・・・」


　「うーん・・・体調悪いとか熱があるとか聞いていませんでしたか？」


　「いえ・・・特に何も・・・練習もいつも通り参加していました・・・」


　「熱中症というより、ひどい風邪ですね。 レントゲンを撮ったところ、肺が真っ白。 肺炎を起こしています。」


　「肺炎・・・ですか・・・」


　「高熱に咳に肺の影・・・間違いないです。」


　「そうですね・・・」

　
　「多分試合の前から熱が高かったんじゃないかと思います。ひどい脱水症状を起こしているので(ーー;) 相当我慢していたんでしょうね...」


　「倒れる前に言ってくれれば良かったのに...(´・ω・｀)」


　「倒れた直接の原因は脱水症状でしょう。 駅伝の選手でもよく見ますよね。」


　「あ、はい・・・ 」


　「肺炎は別に自宅療養でも良いのですが、脱水症状は放っておけないので・・・脱水症状が治まって、ある程度症状が落ち着くまで数日間入院していただくことになります。」


　

　
　
　

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