朝日奈家と長女と恋愛事情。

ー6ー ページ7

朝日奈家のとある昼下がり


椿 ｢なぁーA。何で俺はつば兄か時々呼び捨てなのに、梓は梓兄さんなんだ？｣


A ｢尊敬度？｣


椿 ｢ひどっ！！｣


A ｢あーごめん。信頼度だった。｣


椿 ｢あずさぁー｣


隣に座る梓兄さんに泣きつくつば兄。

そういうとこだよ…。


梓 ｢いつもAを困らせるからだよ｣


要 ｢えーもしかして俺もつばちゃんと同じ理由？｣


A ｢でもかな兄は呼び捨てにはしないよ。｣


椿 ｢なんか納得行かないな！雅兄も昴もすば兄って呼んでるじゃん｣


今日のつば兄ウザイ……


A ｢雅兄は親しみを込めてる。すば兄は何でだろ？…信頼してるしー歳が近いから？
ちなみに右京兄さんはリスペクトしてる！｣


台所で夕飯の下準備をしていた右京兄さんは誰にも気づかれずに微笑んでいた。



椿 ｢つーことは、俺は親しくて歳も近いからつば兄だろ？お兄ちゃんって呼んでもいいんだぞっ★｣


A ｢今度から気を付けるよ…椿さん…。｣


梓 ｢あまりしつこくすると本当に嫌われちゃうよ？｣


椿 ｢A〜｣


嫌いじゃないけど信用置けないのがつば兄だ。

ー7ー→←ー5ー

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す