【あんスタ】渉くんのお兄さん【日々樹渉】 (ページ7)

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第４話ページ7

宗は手芸部かな？？

僕は廊下を歩く。
うわ・・・水滴が() 床がびしょ濡れだ。まぁいいや誰かが掃除するでしょ多分。
僕は手芸部を目指す。

あった！

宗「ノックもなしに誰なのだね！・・・⁉A！？」

『うっちゅ～☆宗、久しぶりだな！元気にしてたか⁉うんうんっそうだよね、宗は変わってないなぁ‼』←

・・・あれ？
まだ何も言ってないのだよ。とか言われると思ってたのに黙ってる。
・・・と、。

『宗⁉急に針なんて持って何をするつもりだ⁉・・・あ、待って言わないで考えるから‼』

宗・・・そんな顔をしないでくれよ。
泣きそうに顔を歪めて・・・。そんなに心配かけちゃったのか。

『はっ！もしかして僕に投げる気だな⁉止めなよ宗、君は目力だけで人殺せるんだからわざわざ手にかけなくても＿』←

宗「・・・少し、黙っているのだよ」

・・・俯かないで。泣かないで。
僕は宗に向かって歩き出す。抱きしめる。

『宗。・・・宗』

微笑んで頭を撫でる。
肩に、温かい温度。・・・涙の、感覚。
強く抱きしめる。
宗の顔を、見ないように。宗は、泣いてる顔を見られたくないと思うから。

とん、とん。と一定のリズムで背中を叩く。

しばらく、そうして数分。

『じゃあ僕、渉に会いに行くから』

宗「・・・さっさと行けばいいのだよ」

うん、ありがとう。
僕はくしゃっと宗の頭を撫で、手芸部の部室をあとにした。