第24話 ページ30
__これで、最後の曲。
ライブが始まり、六人でステージにあがる。
このキャラ苦手なんじゃが・・・と言っていた零も今は完全に昔の零だ。
そして、時がたつのは早い・・・ライブの、アンコール。
『___Eccentric Party Night!!』
五人の顔がそれぞれの心情を描く。
僕も同じだ。
あの頃に見た夢、残酷な現実、絶望の断罪。
全てが、このライブで。
洗い流されたような気がして。
もう、繰り返さない。
ステージに立ちながら、心はあの頃に飛んでいく。
守りたかった、守れなかった。
『五奇人』の願いを。
Kingとして、叶えられたかな。
___僕はこのライブで、『五奇人』のKingを卒業する。『五奇人』として、五人が進んでいってくれれば、それでいい。
僕は必要ない。
『,゜.:。+゜♪,゜.:。+゜♪,゜.:。+゜♪まだ、踊って__』
いたいんだ。
終わってしまう。楽しい時間。
最高の、ライブが。
__僕の、Kingとしての役割が。
ああ、これで。
もう悔いはない。
『ありがとうございました__』
六人で頭を下げる。
僕のライブは、終了した。
242人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「あんスタ」関連の作品
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:音琥@逆先夏目 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/jjijwihief/
作成日時:2019年11月4日 17時