86話 ページ37
＿＿＿＿＿＿＿ガチャッ
ドアが開いた。しかし、そこには誰もいない。
いや、、確かにドアノブをひねる音がしたのだ。誰もいないはずがない。
『マクゴナガル先生が透明マントを返してくれるなんて珍しいこともあるのね。』
すると、何も無かったはずの場所からハリーとロンの2人が現れた。
｢なんだ、バレてたのか。ちょっとは驚いてくれないと、おもしろくないなぁ。｣
ロンは唇を尖らせた。心無しかハリーは元気がないように見える。
『罰則はどうだったの？』
｢スネイプの目的が分かった。奴はヴォルデモートのためにあの石を狙ってたんだ。森の中でヴォルデモートに会った。ヴォルデモートは森の中で待っているんだ・・・。｣
『【例のあの人】に会ったですって！？それで、あなたは大丈夫だったの？？』
｢ケンタウルスのフィレンツェが助けてくれた。ケンタウルスの予言は君も知ってるだろ？惑星はヴォルデモートが戻ってくると予言しているんだ。そして、僕が殺されることも惑星が予言してたんだ。｣
ハリーはまるで熱に浮かされたかのように話を続けた。
『待って、話が飛躍しすぎててついていけないわ。』
｢昨日からずっとこの調子なんだ。ねえ、ハリー。やっぱり大丈夫だよ。【例のあの人】が唯一恐れているのがダンブルドアなんだぜ？ダンブルドアのそばにいる限り、絶対に大丈夫だって。｣
『うん・・・。私もそう思うわ。』
私たちがいくら慰めてもハリーの顔色は一向に晴れなかった。
｢それよりも僕は今度の試験の方がずっと怖いや。ハーマイオニーはずっと机にかじりついてるけど、僕はやる気がイマイチでないんだよなぁ。｣
ロンは欠伸をしながら言った。
『大変！忘れてたわ・・・。もしかして今日ハーマイオニーが来てないのも勉強のため？』
｢そうそう。誘ったんだけど、魔法史がうんたらかんたらって訳の分からないこと言ってたから置いてきちゃったんだ。｣
『じゃあ、今日はこの辺でお開きにしましょうか。それから、試験の勉強をしないといけないし、しばらくここで集まるのはやめにしましょう。ロンも少しはハーマイオニーを見習って勉強しなさいね！』
そう言って3人はそれぞれの談話室に戻って行った。
試験が終わるまでの2週間ほとんどハリーたちと話すことはなかった。そして試験終了の2日後に事件は起きるのである。
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みゆ - 頑張ってください！続き気になります！！！ (2020年6月11日 11時) (
レス) id: 31b71960cb (このIDを非表示/違反報告)
パン太郎(プロフ) - きょうさん» コメントありがとうございます(*^o^*)最高だなんてもったいないお言葉ありがとうございます！！すごく励みになります！期待に添えられるよう精一杯頑張りますね！ (2020年5月28日 9時) (レス) id: 9960d7b482 (このIDを非表示/違反報告)
パン太郎(プロフ) - ぱあたんさん» コメントありがとうございます(*^^*)嬉しいです！すごく励みになります！ (2020年5月28日 9時) (レス) id: 9960d7b482 (このIDを非表示/違反報告)
きょう - 最高です！更新楽しみにしています！！ (2020年5月28日 9時) (レス) id: a71b17eda1 (このIDを非表示/違反報告)
ぱあたん(プロフ) - とても面白かったです。これからも応援していますね！ (2020年5月27日 19時) (レス) id: 5f3f43ce15 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：パン太郎 | 作成日時：2020年5月21日 15時
