75話 ページ26
翌朝目を覚ますと、真っ先に、ベッドの足元に置かれたプレゼントとの山が目に入った。大きいものから小さいものまで様々だ。
両親からのものはもちろん、パンジーやドラコ、クラッブやゴイルからも来ていた。クラッブやゴイルにプレゼントを贈るという頭があったことには随分驚いた。
一つだけ他とは違うなんだかモッコリとした包みがあった。開けてみると中には手編みのマフラーとメッセージカードが入っていた。
《メリークリスマス！あなたの話はいつも息子からよく聞いていますよ。いつもうちのロンと仲良くしてくれてありがとう。 ウィーズリーのおばさんより》
ロンのお母さんだろうか。今までたくさんのプレゼントを貰ってきたが手編みのマフラーを貰うのはこれが初めてだった。首に巻いてみると、とても暖かく何故か幸せな気持ちになった。
クリスマスのご馳走を食べに大広間に着くと、既にハリー達は揃っていた。各々美味しそうなご飯に目を輝かせ、早く食べたいと言わんばかりに前のめっている。
『ご一緒してもいい？？』
｢｢もちろんさ！｣｣双子が誰よりも早く返事をした。
｢待って、A。そのマフラーどこで手に入れた！？｣
『あなたのお母様が送ってくれたのよ。』
｢そんな…！まさかAにまで送るなんて…」
ロンはガクンと項垂れた。
ホグワーツのご馳走は素晴らしかった。丸々太った鳥のロースト百羽、山盛りのローストポテトと茹でたポテト、大皿に盛った太いチポラータ･ソーセージ、銀の器に入ったこってりとした肉汁とクランベリーソース。どれもすごく美味しい料理だった。
クラッカーを開けると、蛙チョコが飛び出してきた。蛙はロンの顔に止まり、それからハリー、フレッド、ジョージと次々に跳ね回った。最終的に蛙はパーシーの顔に飛び乗ったが、問答無用で噛みちぎられてしまい、恐ろしい光景にみんなで身震いした。
昼過ぎには、ハリー達と猛烈な雪合戦を楽しんだ。ハリー率いる一年生チームとフレッド、ジョージの双子チームに別れたが、やはり双子の作る精巧な雪玉には勝てず、びっしょり濡れた凍えた体で談話室に戻ることになった。
夕食は七面鳥のサンドイッチ、マフィン、トライフル、クリスマスケーキを食べ、そのままグリフィンドールの談話室にお邪魔することになった。
パーシーは納得がいっていない様子だったが、双子がお得意の口の上手さで黙らせたようだった。
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みゆ - 頑張ってください！続き気になります！！！ (2020年6月11日 11時) (
レス) id: 31b71960cb (このIDを非表示/違反報告)
パン太郎(プロフ) - きょうさん» コメントありがとうございます(*^o^*)最高だなんてもったいないお言葉ありがとうございます！！すごく励みになります！期待に添えられるよう精一杯頑張りますね！ (2020年5月28日 9時) (レス) id: 9960d7b482 (このIDを非表示/違反報告)
パン太郎(プロフ) - ぱあたんさん» コメントありがとうございます(*^^*)嬉しいです！すごく励みになります！ (2020年5月28日 9時) (レス) id: 9960d7b482 (このIDを非表示/違反報告)
きょう - 最高です！更新楽しみにしています！！ (2020年5月28日 9時) (レス) id: a71b17eda1 (このIDを非表示/違反報告)
ぱあたん(プロフ) - とても面白かったです。これからも応援していますね！ (2020年5月27日 19時) (レス) id: 5f3f43ce15 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：パン太郎 | 作成日時：2020年5月21日 15時
