今日:44 hit、昨日:31 hit、合計:211,759 hit
小|中|大
*70 ページ20
ラクサスの部屋を見た私は絶句していた。
物が、とにかく少ない。
生活感なし。
いやまぁ、実際7年間天狼島で封印されてたし、生活なんてしていなかったけどさ。
ソファ、ベッド、テーブル、ミュージックプレイヤー、冷蔵庫、お風呂、トイレ。
生活の必要最低限しかない感じ。
家具は全体的にクールにまとめられている。
「私ん家より片付いてんじゃん」
「昨日7年分の掃除をしたからな。色々捨てた」
「そーなんだ。取り敢えずお金貯めて、新しい家見つけるまでお世話になります」
冗談っぽく言って笑う私にラクサスは薄く笑う。
「あー……取り敢えず、4日間寝てないからちょっと休んでいい?」
3日間のギルドの宴に加えて1日寝る所が無くて寝ていないので、身体は中々疲れている。
「何やってんだお前は……早く寝ろ」
呆れる様に言ったラクサスに私は頷く。
「んー、ソファ借りるー……」
「待て、ちゃんとベッドに……」
私はラクサスの言葉を聞かずにソファに寝転び、すぐに眠りに落ちた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます
165人がお気に入り
165人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:緋蝶 | 作成日時:2017年12月9日 23時