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私達の勝利を祝う様に、朝焼けが私達を照らす。
「終わったな」
「ああ……」
「私達勝ったんですね!」
それぞれが思い思いの言葉を口にした。
と、一難去ってまた一難。
エクシード達がグリモアの兵に追いかけらながら私たちの元へやってきた。
私が魔力切れの皆の前にドラゴンフォースのまま、翼を広げて立ち塞がったその時だった。
キャンプのメンバーが揃って立っていたのだ。
「皆……」
兵達は、ハデスの負けを見た瞬間、一目散に逃げていった。
勝利に沸く妖精の尻尾。
ああ……私はみんなのこの顔が、大好きだ。
「A……こんな立派翼生やして、貴女も隅に置けないわね」
いつものようにくすくす笑うミラに私もふっと笑う。
「ん、ミラ。これどうやったら戻るんだろうね、まだコントロールはできないみたい……黙ってて、ご…めん……ね」
目の前が霞む。
視界が反転して、私はミラの方へと倒れ込んだ。
皆の声が遠のいて、目の前が真っ暗になった。
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作者名:緋蝶 | 作成日時:2017年12月9日 23時