検索窓
今日:2 hit、昨日:1 hit、合計:37,052 hit

8話 千鶴ちゃんが京に来た理由 ページ9

(千樺)「あの、千鶴ちゃんには命を失うわけには行かない理由があります。
もちろん私もです。お話、聞いてもらえませんか?」

ここまで言えば、聞いてくれる・・・はず。

(土方)「・・・話してみろ。」
(千樺)「千鶴ちゃん、大丈夫だよ。ゆっくり話な。」
(千鶴)「うん。
私、雪村千鶴と言います。半年ほど前のことです。
________

(父)「千鶴、私はこれから京に行かなければならないんだ。」
(千鶴)「またお仕事?」
(父)「あぁ」
(千鶴)「帰りはいつになるの?」
(父)「それはわからん。一月になるか、二月になるか…」
(千鶴)「そう・・・気をつけてね。京の治安は悪いっていうもの」
(父)「あぁ、千鶴が心配しないよう今日にいる間はなるべく便りを出すよ。
もしものことがあれば松本良順先生を訪ねなさい。きっと力になってくれるはずだ。」
(千鶴)「うん。」
________

あれから毎日父から手紙が届きました。けれど、その連絡が途切れ早一月。
心配になって、江戸から今日まで来たんですが、頼りの松本先生は出張中で途方に暮れていた時、竜くんと会って浪士にも絡まれて・・・」
(山南)「雪村くんの父は雪村綱道という方ではありませんか?」

あのハゲじじいまじでムカつく!!!千鶴ちゃんを裏切りやがって‼

(千鶴)「父をご存知なんですか⁉」
(土方)「・・・お前、何処まで知ってる?」
(千鶴)「えっ?」
(土方)「とぼけるな、綱道さんのことを何処まで知っている?」
(千鶴)「父に・・・父に何かあったんですか?」
(山南)「一月ほど前、綱道さんの勤めていた診療所で火事がありました。」
(千鶴)「えっ?」
(土方)「診療所は全焼、だが、焼け跡から綱道さんらしき遺体は見つかっていない。」
(千鶴)「そんな・・・」
(斎藤)「綱道さんの行方は現在俺たち新選組も追っている。」

9話 千鶴ちゃんは女の子!→←7話 広間だよ〜



目次へ作品を作る
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.6/10 (10 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
30人がお気に入り
設定タグ:薄桜鬼 , 南雲薫   
作品ジャンル:アニメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:あさぎ | 作成日時:2017年10月20日 19時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。