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コイツすげぇ。 ページ5

ハルヤsaid

…俺は間違えた発言をしてしまったかもしれない。

舞が勉強(というより読書)をし始めて早5時間。

本から一切目を逸らさず黙々と5cmほどの本を眺めていた。

もう4冊目くらいだろう。

しかも沢山の文字が細かく書いてある大きな本なのに1ページ役10秒足らずで次のページをめくってしまうのだ。


ハ「コイツ…すげぇな…」

洞「はぁ…一体何を吹き込んだのですか?」

ハ「いや、そんな大したことは言っていない。ただ知識が足りないと言ってあの本を渡しただけだ…


嫌がると思ったんだけどなぁ…」

俺はもう耳に入っていない事を確信して普通の声で言った。

それが間違いだった。


ビリビリ!ドン!


ハ「っ!…危なっ!」

舞が左手だけをこちらに向けていた。

まだ本を読んでいるようだ。

ハ「まさかとは思うが、お前…聞いていたのか…?」

ここで初めて顔を上げて言った。

「あのねぇ、集中力があるだけで聞こえてないわけじゃないの。それにこんな風に本を読みながら妖術も出せるから余計なこと言わないほうがいいよ。

私、集中しているところを邪魔されるのが一番嫌いだからさ…」

舞は黒い笑みを浮かべた。

ハ「そ、そうか…悪かったな…」

俺は謝るほか命の保証はないと考えた。

この俺が。


こいつは俺なんか足元に及ばないほどの力の持ち主…

そして口説くのが上手い。俺もそれで何度か騙されたことがある。

ただ、素直なところもある。

つまり、舞は嘘をつくのが上手い。

いつも言っていることが本当なのか、嘘なのかわからないことが多い。最近は素直だけど。

こいつは俺よりも最近に生まれた妖怪だが、記憶は遥か昔からある…

実に謎の多い人物だ。

ハ「お前は本当に何者なんだ…?」ボソッ

独り言だったつもりだが、舞には聞こえていたようだった。

舞は少し反応して目線だけ俺の方に向けて大胆不敵な笑みを浮かべた。

洞「……(本の読み方が酒呑童子様によく似ている)」

やる事がない→←何もかも。これからも…



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名無しのダレカ - aruya100さん» イェーイ。( ・∇・) (2020年4月28日 6時) (レス) id: d12ec1160d (このIDを非表示/違反報告)
aruya100(プロフ) - 名無しのダレカさん» ココロキレイキレイε=ε=ε=( /・・)/イエーイ(よかったですねw純粋になれるのはいいことですw) (2020年4月24日 22時) (レス) id: b60ccdc28b (このIDを非表示/違反報告)
名無しのダレカ - aruya100さん» いつどこで見ても(家でしか見ないけど)泣くんだよなぁ、慣れないんだよなぁ。でも純粋な気持ちに戻れるんだよなぁ… (2020年4月24日 17時) (レス) id: 6bf8819783 (このIDを非表示/違反報告)
aruya100(プロフ) - 名無しのダレカさん» なんと……!!!純粋なお気持ちにお戻りになられましたか…?!よかったです(゚∀゚) (2020年4月19日 1時) (レス) id: b60ccdc28b (このIDを非表示/違反報告)
名無しのダレカ - aruya100さん» 追伸:この作品のその後。を見て泣いたときだけ、純粋な自分に戻れるので… (2020年4月18日 18時) (レス) id: 6bf8819783 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:aruya100 x他1人 | 作成日時:2019年4月5日 0時

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