【衣更真緒】星月夜と黒髪の夢【朔間凛月】 (ページ9)

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懐かしいような、新しいような。1 ページ9

「どーぞ♪」

放課後、連れていかれたのは防音練習室。

中にいたのは三人。

そのうちの一人はよく知った人物だった。

「りっちゃん……」

「……A？」

「何、くまくんの知り合いを連れてきたのがナル君ってど～ゆ～ことぉ？」

「アタシも分からないけど……二人は知り合いだったのォ？でも教室で話してるとこなんて見なかったけどォ……」

「……幼馴染。ま～くんと俺の。」

気だるげにポツリとりっちゃんが言った。

「くまくんの……幼馴染？」

「……そう、小さい頃に少しの間だけ遊びに来たの。」

「そうだったのねェ……」

しみじみとお姉ちゃん？が言った。

……自己紹介も何もしていない、何かしないと。

「えっと、2Bに転校して来たAAです。りっちゃん、いえ、凛月君とは昔少しだけ遊びました。……よろしくお願いします。」

「……3Aの瀬名泉。テニス部。モデルもやってる。」

「1年の朱桜司です。部活は弓道部です。よろしくお願いします。」

「アタシはもう分かると思うけど鳴上嵐、部活は陸上部よォ♪改めてよろしくね♪」

「……朔間凛月。紅茶部。」

「あら、ずいぶんと簡素なのねェ……」

「てか、もう寝てない？起きなよ、くまくん。」

「んん……安眠妨害……」

なんだか、りっちゃんがま～くん以外とこんな風に会話してるの、初めて見たかも……

knights、不思議なユニットだけど……興味はあるかも。