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それから寝てしまった会長をソファにゆっくり寝かせ、メイドさん達と一緒に夕飯の準備をした。
さっきまで家もリビングも崩壊していたのにまるで全てがなかったかのようにみんな見過ごしている。
これも何かの能力なのかな…?
「お嬢様、あとは我々が料理を運びますので蒼太様の傍でゆっくりお休みください」
『わかりました…』
それと、なぜかメイドさん達から会長のそばにいることを勧められる。
いつもそんなことは言われないので少し気になったが、多分あの事件がきっかけで人肌が恋しくなったのだろう。
じゃあ仕方ない。私がそばにいてやろう。なんて偉くなった気分でいると…
るぅと「ほぉう?そんなことを考えてたんですか?」
『!か、かいちょう…』
突然後ろから来るドス黒い声にすぐ会長だと気づき、1mくらい距離をとった。
あぁ…今度こそ死んじゃうかもしれない…せめてナイフの時に死にたかったなぁ…
るぅと「…ま、まぁ、そばにいて欲しいのは…ほ、ほんとだけど…」
『ですよねそうですよね…ってええ?!!?』
いつもなら頑固否定する会長がありえないくらいに顔を赤くしてデレてる。これはデレてるといのか!?
というか、高身長で爽やかイケメンの青年会長が顔を真っ赤にして目を逸らしてるって完全にギャップ萌えってやつじゃないの!?
るぅと「ば、ばか!!見るな!!」
『会長…可愛いですね』
るぅと「血を飲み干してやるぞ!?」
動揺してるのか、さっきから噛んだり震えたりちょっと普段の会長からは想像できない姿を鑑賞することが出来た。
今日はいい夢が見れそうだ。
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もも。@です! - え分かります (2021年12月27日 16時) (レス) @page45 id: 5327744293 (このIDを非表示/違反報告)
千景 - みくりさん» それな(タメですいません) (2021年10月8日 17時) (レス) id: 6a7f4ce163 (このIDを非表示/違反報告)
みくり - あぁ やべぇ この作品、やべぇまじでやべぇ だいすきでぇすぅぅぅ (2021年9月19日 11時) (レス) id: 6f32075364 (このIDを非表示/違反報告)
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