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「どうしてよ…」
怒りに狂ったお母様は近くの花瓶を投げ捨てた。
僕が生まれた頃から当主になるのは決まっていたことだった。
しかし、お父様に他の女がいる事が分かり、お母様よりも先に子供を産んでいたことで、その子を当主にするって決めたらしい。
つまり、僕は到底当主になりきれないってこと。
それを知ったお母様は狂うように泣き始めて、最終的には
「お前なんか産まなければよかった!」
大好きだった母親に言われたくないことを言われてしまった。
しかし、その時の僕はお母様を恨まずにお父様と、その当主になると決められていた子がどうしても憎かった。
そいつがいなければ、僕は当主になってお母様は喜んでくれてたのに…全部、全部
それが、ころちゃんの存在を知った時だった
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もも。@です! - え分かります (2021年12月27日 16時) (レス) @page45 id: 5327744293 (このIDを非表示/違反報告)
千景 - みくりさん» それな(タメですいません) (2021年10月8日 17時) (レス) id: 6a7f4ce163 (このIDを非表示/違反報告)
みくり - あぁ やべぇ この作品、やべぇまじでやべぇ だいすきでぇすぅぅぅ (2021年9月19日 11時) (レス) id: 6f32075364 (このIDを非表示/違反報告)
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