9.雪永姉弟 ページ11
雪永「ただいまー」
玄関扉を開けると中からは
ドタバタと足音が聞こえてくる。
雪永「ったく、アイツら…。また走り回りやがって……。御幸ー、少し散らかってるけど入って」
御幸「お邪魔しまーす」
そう言って御幸は靴を脱ぐと
きちんと揃えて端の方に置いた。
性格や顔に合わず、なんとも律儀なやつだ。
雪永「御幸くんえらーいっ、雪永さんびっくりだよ」
そう言って茶化すと、
これくらい当たり前だろと
軽めのパンチが返ってくる。
そんな私たちのところへ、
「お姉ちゃんお帰りー!!」
と、私よりも大分小さい2つのかたまりが
飛び込んできた。
雪永「こら、いま姉ちゃん泥だらけだから離れろ、チビスケたち」
チビじゃないやいっ、と
反論の声が下から聞こえてくるが
それを無視して御幸に振り返った。
雪永「双子の弟たちなんだ。こっちのうるさいのが直央で、比較的静かなのが真央。おらー、お前らお客さんに挨拶しろー」
直央「お兄さん、こんばんはー!!」
真央「こんばんはー」
4つのくりくりとした大きな蒼い瞳が
御幸を見上げている。
御幸は少々戸惑いながらも、
こんばんはと返すと元気のいい双子に
質問攻めにされていた。
それから1、2分すると
かず兄、かず兄と双子にすっかりと
なつかれた御幸の姿があった。
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菊(プロフ) - インドアガールさん» ありがとうございます。男子の中で、というのはどんなことでも大変ですよね。それでも負けたくないという気持ちは誰だって持っていると思います。それでは、高校生編もよろしくお願いいたします。 (2015年11月20日 14時) (
レス) id: f5a2c4e37d (このIDを非表示/違反報告)
インドアガール - 中学生編すっごく面白かったです！私も小学校の時男子の中でソフトをやっていたので、夢主ちゃんとおんなじ気持ちでした！高校生編も楽しみにしてます！更新がんばってください！ (2015年11月19日 17時) (レス) id: a7c8686512 (このIDを非表示/違反報告)
菊(プロフ) - 満月さん» ありがとうございます。高校生編はもうしばらくお待ちください。これからもよろしくお願いいたします。 (2015年11月17日 21時) (レス) id: f5a2c4e37d (このIDを非表示/違反報告)
菊(プロフ) - あまねもちさん» ありがとうございます。この小説が少しの勇気に繋がってくれたのであればとても嬉しいです。今後もよろしくお願いいたします。 (2015年11月17日 21時) (レス) id: f5a2c4e37d (このIDを非表示/違反報告)
菊(プロフ) - miririnさん» 嬉しいコメントをありがとうございます。少しでも読者の皆様に楽しんでいただければ幸いです。今後もよろしくお願いいたします。 (2015年11月17日 21時) (レス) id: f5a2c4e37d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：菊 | 作成日時：2015年9月30日 17時
