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TH「そんなことで悩まなくていいよ、そんな事で苦しまなくていい。」
ふわふわ笑ってそう言ってくれる言葉にどれだけ私が救われているのか彼には分かっているのだろうか
TH「だから、言ったでしょ?俺が楽園に連れて行って上げるって。」
『楽園、?……私なんかが行けるかな、』
TH「俺と一緒にいれば行けるよ。
利用すればいいの。ユンギさんに会えなくて寂しい時とか、悲しくてたまらない時、暇なときでもいいよ。
何だっていいから、その時は俺を呼んで?いつでも会いに来てあげるしいつだってAちゃんを満たしてあげるから。」
なぜ彼がそんなことを言ってくれるかなんて全然分からない。そこまで自分を犠牲にする発言を安易にそしていてなんて事ないみたいに言えるテヒョンさんの考えてる事はこれっぽっちも分からなかった。
『どうしてそんなこと言ってくれるの?』
TH「好きだからだよ。」
どうしてあなたという人は何もかも当たり前じゃないか。なんて本当にすんなりと言葉にしてしまうのだろう。
揺れる自分の心は想像以上にユンギさんとの関係に滅入っていたのかもしれない。好きなのには変わりはないのに何も踏み出せない事に辛く思ってたんだと思う。
『なら、私のそばにいて。慰めてよ、』
なんて自分勝手で最低な私にも満面の笑みをくれる彼を私はそばに置きたかった。苦しくならないようにただ自分の為だけに。
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yumiya(プロフ) - ハクさん» ハクさんどの作品も見てくださってる(T_T)嬉しくてたまらないです。(*´▽`*)これからもどうぞよろしくお願いいたします(*´ー`) (2020年7月9日 0時) (レス) id: 0a6f74126a (このIDを非表示/違反報告)
ハク(プロフ) - 悪い男のユンギさんも守ってくれるテヒョンも、どちらも良過ぎて選べないです…切ない展開ですが、今後も楽しみにしてます( ´∀`) (2020年7月8日 19時) (レス) id: 389cfa35f8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:yumiya | 作成日時:2020年7月4日 0時