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『んっ、』
YG「また……、もの欲しそうな顔してる、」
『そ、そんなこと、…っ…』
YG「俺が欲しい、?」
恥ずかしくても、コクコクと頷けば歯茎の見える可愛らしい笑顔で満足そうに私を満たそうとしてくれる
愛されてなくたって、奥さんがいたって、これだけ私を視界に入れてくれるなら私を包んでくれるならそれでいいの。それだけで私は幸せだ。
彼に溺れさせられるなら本望だ。いつかテヒョンが言ったユンギさんは毒だと。その毒でこのまま死んでしまったとしても私はきっと後悔しないとそう分かる。
〜〜♪
『電話、ユンギさん、』
まだ最後まで出来ていないのに、ユンギさんの携帯が鳴る。ウザそうに舌打ちをして、髪をかきあげて電話に出るユンギさんを見つめる。
YG「え、いまから?……、いや別に今じゃなくても………、あぁ分かったから…わかったよ。」
誰からだろう?って不安になるのに、電話を切ったユンギさんはごめん。とだけ言って服を着だす。
『ユンギさん、?帰っちゃうの…?』
YG「ごめん、用事が入って、」
『奥さん…、?』
YG「あぁ、ごめん。」
頷いて、慌てたように部屋を出たユンギさん。
『行かないでよ、…っ、』
なんて本人の前では言えない癖に、涙があふれるのは私が大バカだから。2番手だろうとそれでいいなんて綺麗事は言えるのに実際それを目の当たりにされると私はこうやって怯えて悲しくて苦しくて、
ピコン、
『テヒョン、』
テヒョン会いたい、A
いつもこうやってストレートにくれる言葉と、テヒョンのタイミングの良さに助けられてる気がする。
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yumiya(プロフ) - ハクさん» ハクさんどの作品も見てくださってる(T_T)嬉しくてたまらないです。(*´▽`*)これからもどうぞよろしくお願いいたします(*´ー`) (2020年7月9日 0時) (レス) id: 0a6f74126a (このIDを非表示/違反報告)
ハク(プロフ) - 悪い男のユンギさんも守ってくれるテヒョンも、どちらも良過ぎて選べないです…切ない展開ですが、今後も楽しみにしてます( ´∀`) (2020年7月8日 19時) (レス) id: 389cfa35f8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:yumiya | 作成日時:2020年7月4日 0時