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俺は取り敢えず半分嘘で固めた綺麗な言葉を口に出していた
でも段々、嘘がつけなくて俺は素性が出始めていた
そのせいで俺はより彼女に疑われてしまう事になるなんてな…
本当に馬鹿やな…
暫く沈黙が続いた
でも俺はこの空気が嫌いで掻き消したくなった
章「俺を疑うのは勝手やからさ…。
だから、それはAちゃんが俺を疑うならそのままでええし文句も言わへん。」
…なんて、言って少しでも疑いを晴らそうとしたのが功を奏したのか彼女は疑うのを一度止めると言ってくれた
少し安心した俺は違う話で彼女に歩み寄ろうとしていた
でも、これから口に出す言葉には一切、嘘が無い…
やっぱり俺は彼女の事が好きだ…
もし彼女の言う事が本当なら彼女が守護者で俺が人狼…
神様は意地悪やな…
…なんて、冷めてきたカレーを口にしながら思っていた
その後は2人で他愛もない話をした
この時だけは自分が人狼である事を忘れられた気がした
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N.Kside―
日が変わり、俺達が集まる場所に行くと既に彼が居た
和「安田、今日は早いですね。」
章「あっ…二宮君。
今日は誰を殺るんですか？」
和「俺も色々考えたんですけど…。
横山をやりましょう。
今は村民が一番多い立場にあります。
村民が大野さんの味方になれば俺達が負けます。
大野さんを殺るのは遅くても問題ありません。
だから今は守護者持ちじゃなさそうな人を先に殺りましょう。
もし本当に大野さんと彼女が手を組んだとなると彼女が大野さんを守り続ける可能性がありますから。
だったら先に村民を殺って出来る限り人数を減らすのが先決でしょう。」
章「横ちょを…。
…分かりました。
横ちょの家はここからそんなにかかんないでしょう。」
そして俺達は暗い中、明かりをつけながら横の家へと向かった
横の家に入ると安田が声をかけてきた
章「二宮君…。
横ちょは俺に殺らせてくれませんか？
仲間を翔君ん時みたいにあんな残虐に殺されたくないんです。」
何を言い出すかと思えば、そんな事ですか…
俺は最初、反対したが彼は引かなかったから俺が引く事にした
和「…分かりました。
じゃあ横は貴方が殺って下さい。」
章「二宮君…ありがとう。
じゃあ息の根を止めた後は二宮君に任せます。」
和「…分かりました。
後は任せて下さい。」
それから色々と相談をして俺達は横の居る部屋に向かう
殺り方は絞殺、後は俺に任せるという結論に至った
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作者名：和也☆章大☆忠義Love | 作成日時：2016年10月3日 20時
