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179本目〜焦り〜 ページ33



奴らとの決戦まであと三日。その間にりゅーくんに続きゆきとツチノコを進化させなくてはならない。

ゆきの進化アイテム探しにはセトにモモとマリーが向かった。

俺達もアイテムを探すべきなのだろうが、残念な事にそれが出来ないのだ。

ツチノコには、進化アイテムがない。と言う事は、ツチノコ自身が自力で進化、フクリュウになるしかないのだ。

ツ「.......でもそれって、あと三日しかないって事ですよね?」

遥「ツチノコ?」

ツチノコは榎本の手からするりと抜け、吐き出した。

ツ「そんな呑気にしてて、もし奴が襲ってきたらどうするんですか!?このままだと、皆死んじゃうんですよ!?」

シ「おい、落ち着けって!」

俺と遥先輩で、榎本に組み付きそうなツチノコを押さえた。

エ「な、なによ.....そんなムキにならなくても......」

ツ「大丈夫、大丈夫って......何も知らないからそんな事が言えるんですよ!」

エ「っ......あんたね、人が折角気を遣って励ましてやってんのに.....!」

大や「やめなってアクタ....じゃなくてエネ」

エ「エネ言うな!」

火に油注いでんじゃねぇよ。と、内心突っ込んでいると、ツチノコは突然暴れるのをやめた。
俺と遥先輩は不審に思いながらも、手を離した。

ツ「......もう良いです。今日は帰ります」

覇気のない声で一言呟くと、ツチノコは一度も振り返る事なく大門を潜って出ていってしまった。

エ「何で励ましてんのに逆ギレされるのよ!」

遥「落ち着きなって、貴音」

どうどうと榎本をなだめる先輩。その様子を見ていた大やもりは盛大な溜め息と共にこんな事を言った。

大や「焦ってもしょうがないのは解るけど、確かに危機感は足りないよね」

エ「なんですって?」

ギロッと何時もの様に睨みを効かせると、大やもりはビクッと肩を震わせた。

大や「ホント君アクターにそっくりだな......、君達ツチノコの仲間がビックボスに襲われてるって話は聞いてる?」




180本目→←178本目〜進化作戦その3、ツチノコ〜



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ミナズキ(プロフ) - 和奈さん» これは第一シリーズから見た方がなんとなく解ると思うので、【妖怪ウォッチ】妖怪ウォッチdazeと検索すればたぶん出る筈です。このシリーズを見てくださりありがとうございます! (2016年3月6日 22時) (レス) id: 9eb94cc9a7 (このIDを非表示/違反報告)
和奈 - この作品の1から見たいのですが、何と検索すれば出てきますか? (2016年3月6日 21時) (レス) id: 66e0ba6353 (このIDを非表示/違反報告)
ミナズキ(プロフ) - アンケートはまだまだ募集中です。どこかご協力下さいませ! (2016年1月9日 22時) (レス) id: 9eb94cc9a7 (このIDを非表示/違反報告)
火車 - ミナズキさん» そう言って頂けて私も嬉しいです…(*^_^*) (2016年1月4日 19時) (携帯から) (レス) id: e5ef8f5494 (このIDを非表示/違反報告)
ミナズキ(プロフ) - 火車さん» いえいえ。アンケートに参加くださりありがとうございます! (2016年1月4日 17時) (レス) id: 9eb94cc9a7 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ミナズキ x他2人 | 作者ホームページ:http://uosv.org/p/ai0613  
作成日時:2015年12月15日 21時

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