130本目 ページ28
アクターside
ふ「......迷惑かけて、ホントにすみません」
ア「もういいって。お前のせいじゃねぇんだし」
プリズンブレイカー事件の翌日、ようやくふぶき姫は目を覚ました。思いの外回復するのが早く、今はこうやって話が出来るほどになっていた。だが暫くは入院が必要と言われていた。
ふ「そう言えば、うちの娘はどうしましたか?全然姿を見てないんですけど.......」
そんな何気無い質問に、私は苦笑いを浮かべながら答えた。
ア「あいつならメカクシ団のメンバーと武者修行に行ってる。今日の夕方には戻るってよ」
ふ「え________?」
私はすっと笑みを収め、昼前にエネ達から聞かされたあの日記の事と、ジョーカーのもう1つの狙いを話した。
ふぶき姫は申し訳無さそうに俯き、掛け布団のシーツをギュッと掴んだ。
ア「......何度も言うようだが、あれはお前のミスじゃない。あそこでお前が応戦していなかったら、被害はもっとでかくなっていた。最小限で留まったのは、お前のおかげだよ」
ふ「アクターさん......」
ア「敵討ちなら心配するな。うちの"部下"がズタズタにして刑務所に突き返したそうだ」
ふ「そう、ですか......」
だがしかし、ふぶき姫はまだ浮かない顔をしていた。
ア「......兎に角、お前はその傷を治す事に専念しろ。人柱とジョーカーの事は私達がなんとかする。舞姫隊も、私が一旦預かる。良いな?」
不安そうな顔をするものの、ふぶき姫は小さく「はい」と答えた。
また時間が空いたときにでも来ると言い残し、私は病室を後にした。
病室を出た後、私は外で壁にもたれる同僚に言った。
ア「__________必ず、ジョーカーを潰すぞ」
彼女の夫はギラリと目を光らせ、静かな声で、私に応えた。
オ「無論__________」
、
4人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
Yuwa☆(プロフ) - ミナズキさん、以前コメントをしていただいたYuwa☆です。覚えておりますでしょうか?私は妖怪ウォッチについてはよく分からないのですが、カゲプロといい感じにマッチしていると思います。まだまだ頑張れば伸びれると思うので、頑張ってください!! (2016年7月28日 23時) (レス) id: 66576eb42d (このIDを非表示/違反報告)
宇田川ほたる(プロフ) - ミナズキさん» そ、そうだったんですか!?ラスボスがゴーストバスターズのオマージュだったのは知っていたのですが......なるほど〜。 (2015年12月16日 20時) (レス) id: ffdfaa6854 (このIDを非表示/違反報告)
ミナズキ(プロフ) - 宇田川ほたるさん» コメントありがとうございます!自分進撃が好きなので。あとバスターズでも結構進撃ネタが出てきてたんでそれでこんな事になりました (2015年12月13日 9時) (レス) id: 9eb94cc9a7 (このIDを非表示/違反報告)
宇田川ほたる(プロフ) - 今回進撃ネタ多いですね〜!これからも頑張ってください!!!! (2015年12月12日 23時) (レス) id: 1e49702bfe (このIDを非表示/違反報告)
ミナズキ(プロフ) - 宇宙花さん» ありがとうございます!因みに作品の名前って何ですか? (2015年12月6日 15時) (レス) id: 9eb94cc9a7 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ミナズキ x他2人 | 作者ホームページ:http://user.nosv.org/p/ai0613
作成日時:2015年11月16日 20時