【妖怪ウォッチdaze2】架け橋と覚悟【第４章】

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エン「危ねぇ！！」

エンマ大王さんが腰に差していた剣を抜き、それで人魂喰いの攻撃を受け止め、弾き返した。

そして剣の柄を両手に持ち替え、それを人魂喰い目掛けて振り下ろす。

「ギャアアアアアーーー！！」

鋭い悲鳴を上げながらヨロヨロと後退する。凄い。これが妖魔界最高権力者の力......

エン「なんだ。そこまで強くねぇじゃねぇか」

拍子抜けしたようにエンマ大王さんは呟くと、再び剣を構えた。

コ「気を付けて！そいつはただのボス妖怪とは違う________！」

エン「あ？」

エンマ大王さんがコウタ君の方を振り返ろうとした時、彼の後ろで動きがあった。
それはほんの数秒で、エンマ大王さんを吹き飛ばした。

ぬ「________！おのれぇ！」

怒ったぬらりひょんさんも手に持っていた杖の様な物を構えた。だけど、ぬらりひょんさんが攻撃する前に人魂喰いは杖を薙ぎ払い、ぬらりひょんさんを蹴り飛ばした。

嘘でしょ......もうやられちゃった。

人魂喰いはジリジリと近付いて来る。友だち妖怪を呼ぼうかとも思ったけど、妖魔界の最高戦力が敵わないんじゃあ、呼んでも怪我人を増やすだけだ。
何か、何か作戦は......

コツン。人魂喰いの頭に小さな何かが当たった。当てたのは黄色のワンピースを着た......

ヒヨ「ユウカちゃん！？」

ユウカは私達とだいぶ離れた所から石を投げ付け、人魂喰いに当てた。
それを見付けた人魂喰いは一声鳴くと、ユウカ目掛けて走り出した。その反応を待っていたかのようにユウカは破壊された大扉の出入口に向かって走った。もしかしてユウカ......！

ジ「囮になるつもりだニャン！」

フ「駄目だ！やめろユウカ！」

そうフユニャン達が叫んでも、ユウカは振り向かなかった。ユウカは街の方へと駆けて行く。複雑な道路の多いあそこなら敵を散くには丁度良いだろう。でも危険過ぎる！

フ「追うぞ！」

フユニャンの掛け声と共に、私達は人魂喰いの後を追った。




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