135本目〜かつての強敵〜 ページ33
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「エンマ大王様!」
突如、少年の背後から白髪の長い髪をした長身の男が現れた。凄い、耳が尖ってる。
「勝手に外へ出られては困ります!市民の避難は我らの仕事!貴方が居なくなられたら.....!」
「解った解った!そんな怒んなって!」
なんか、凄い叱られてる......
白髪の男は私達の姿に気付くと眉を潜めた。
「大王様、この人間共は?」
「ん?あぁ、外でボケッとしてたからつれてきた」
説明ざっくりだな。てゆーか、この人さっき。
"エンマ大王様"って呼ばれてなかった?
取り敢えず私達は一人ずつ名前を名乗り、手短に紹介した。
「んじゃ改めて......俺がこの妖魔界を取り仕切るエンマだ。この口煩ぇのがぬらりひょん。俺の部下だ」
口煩いと言われてムスッとした顔をしたぬらりひょんは軽く頭を下げた。
エン「.....で、俺に何の用だ?今ちょっとバタバタしてっから難しい頼み事は出来ねぇぜ」
コ「あの、実は__________」
今、人間界で起こっている怪事件と人柱アリスの事。そしてムゲン地獄が危ないと言う事までも、全て話した。
話を聞き終えたエンマ大王は唸りながら腕を組み、ぬらりひょんは難しそうな顔をした。
エン「.....蛇の居場所かぁ。確かにムゲン地獄は4つの蛇を使って創られたモンだ。だが蛇の居場所までは.....」
コ「誰に憑いてるかも解らないの?」
エン「蛇は姿を隠すのが上手いからなぁ。いつの間にか人間の身体に入り込んでたりしたら流石に......」
フ「そうか......」
じゃあ、地道に探すしかないって事?それじゃあ間に合わないよ。
残された僅かな希望が沈み行く中、更なる絶望が私達に襲い掛かる。
ダァンッ!!
大きな衝撃が御殿全体を揺るがした。大扉の外、結界の壁に、何かがぶち当たったのだ。
全員、窓へ駆け寄り外を見た。
エン「_______!?おい、冗談じゃねぇぞ!」
ぬ「守護結界は妖魔界一の壁......そんな馬鹿な事が......!?」
二人は有り得ないと言わんばかりの顔で外を睨んでいる。だって、外には__________
世にもおぞましい怪物が、結界にひびをいれていたから。
フ「あいつはアクターが倒したんじゃなかったのか!?」
コ「いや......全部倒したなんて、アクターは一言も言ってないよ。あいつは7年間姿を消して、力を蓄えていたんだ________!」
コウタ君やジバニャン達は、外に居る怪物を、仇を見る様な目で捉え、怪物の名を呼んだ。
フ「人魂喰いだ__________!!」
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Yuwa☆(プロフ) - ミナズキさん、以前コメントをしていただいたYuwa☆です。覚えておりますでしょうか?私は妖怪ウォッチについてはよく分からないのですが、カゲプロといい感じにマッチしていると思います。まだまだ頑張れば伸びれると思うので、頑張ってください!! (2016年7月28日 23時) (レス) id: 66576eb42d (このIDを非表示/違反報告)
宇田川ほたる(プロフ) - ミナズキさん» そ、そうだったんですか!?ラスボスがゴーストバスターズのオマージュだったのは知っていたのですが......なるほど〜。 (2015年12月16日 20時) (レス) id: ffdfaa6854 (このIDを非表示/違反報告)
ミナズキ(プロフ) - 宇田川ほたるさん» コメントありがとうございます!自分進撃が好きなので。あとバスターズでも結構進撃ネタが出てきてたんでそれでこんな事になりました (2015年12月13日 9時) (レス) id: 9eb94cc9a7 (このIDを非表示/違反報告)
宇田川ほたる(プロフ) - 今回進撃ネタ多いですね〜!これからも頑張ってください!!!! (2015年12月12日 23時) (レス) id: 1e49702bfe (このIDを非表示/違反報告)
ミナズキ(プロフ) - 宇宙花さん» ありがとうございます!因みに作品の名前って何ですか? (2015年12月6日 15時) (レス) id: 9eb94cc9a7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ミナズキ x他2人 | 作者ホームページ:http://user.nosv.org/p/ai0613
作成日時:2015年11月16日 20時