趣味で歌い手やってたんですが、 ２【stpr】

ちなみに年はいくつなの？ ページ2

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改めての挨拶を済ませる。

今後はmonoではなくAとして活動していきたいこと、加入時にはリスナーさんにきちんと話をしたいこと、そして年齢も活動年数も関係なくメンバーの一員として気軽に接して欲しい、と伝えるとメンバー全員から二つ返事で了承を貰った。



そして、誰が初めに思い出したのか「そういや注文してないね」のひと声からメニュー表の争奪戦が始まった。

ねーごはん物頼んでいい？とか、アレ頼みたい！とか、メニューひとつでまるでお祭り騒ぎ。成人男性でも六人集まるとこうも賑やかなのか――いや、この人たちが特別こうなだけなんだろうな。






り「あっねえねえAちゃん」



この賑やかさに慣れるのには少し時間が掛かるかもなあ、とるぅとくんがまとめてオーダーをしているのも眺めていると莉犬くんから声を掛けられた。




り「Aちゃんっていくつ？どこ住みなの？」



純粋な質問なんだろう、けど聞いたことあるようなフレーズにふふっと笑いが溢れてしまった。

莉犬くんがえー何何？と首を傾げる。




『なんだか遊獣浮男ボーイみたいだね』

り「え？…あっ」




確かに！と莉犬くんもつられて笑い出す。




な「なあに、莉犬くんナンパ？」




Aちゃんは手強いよー、と茶化すように言うなーくんに二人して苦笑い。




ジ「アカンで莉犬、もっと上手くやらんと」

り「ジェルそのキメ顔ウザいよ」

ジ「なんでや男前やろ！」

る「ジェルくん、そういう所だと思う」

さ「おい、ころんの常套句とんなよかわいそうだろ」

こ「いや僕言わないし！」





ほら、またすぐ賑やかになる。

ほっといたら永遠に話してそう…





り「で？で？」




莉犬くんが話を戻そうと若干身を乗り出しながら催促してきた。




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