▽ ページ6
▽
私達は女の子の自己紹介を聞いて、
「『はぁぁぁぁぁぁぁぁ⁉』」
大きな声をあげてしまった。
もう夜なのに…、ごめんなさい。
通行人の方達に睨まれて、皆で頭を下げることとなってしまった。
しくしく…。
一息つき改めてこの女の子、ゆるを見つめなおす。
忍「隠し子。」
『まさかぁ。』
忍が真顔で手を打ちとんでもないことを呟くので苦笑いした。
でもどこか、奈子の面影を感じるというか
本当に、隠し子なわけないよね、、、
うーんと考えていると今度は黒木君がゆるの前でかがんだ。
黒木「ゆるちゃんは何歳なんだい？」
ゆる「六歳！奈子ちゃんより一つ年下だよ。」
奈子のことまでゆるは知っているみたい、、、
いったいどうして、なんて考える暇も次の出来事で無くなった。
黒木君はゆるに探りを入れようとする。
黒木「ゆるちゃんは、」
ゆる「ね、あのさ〜。」
黒木君の質問をゆるは途中で遮った。
そして再びスーツケースにもたれてこう言った。
ゆる「“黒木君”、背負ってほしいなー。」
黒木君「え？」
黒木君は思わずらしくない声を漏らす。
戸惑いの声をあげたのは黒木君だけでなく、私達もだった。
ゆる「ちょっと疲れちゃって。ほら、私遠くから徒歩で来たから。」
えへへと笑いながらスーツケースを叩くゆるを前に私達は固まった。
おかしい。
黒木君はまだゆるに名前を教えていないはず
名前を晒したのは若武だけ
おかしい、有り得ない、どういうことだ。
＿＿＿＿＿六歳の少女ゆるを前に、私達は言葉が出なかった。
next→
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 35人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
レン(プロフ) - あいすさん» 本当ですね…何故でしょう。教えてくれてありがとうございます！ (2021年4月25日 7時) (
レス) id: 6501380a5e (このIDを非表示/違反報告)
あいす - うちの勘違いだったら申し訳ないです…。 (2021年4月24日 22時) (レス) id: 39e42ad41f (このIDを非表示/違反報告)
あいす - css…微妙についてないような？ソース誤字ってるかもです（馴れ馴れしくてごめんなさい） (2021年4月24日 22時) (レス) id: 39e42ad41f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ゆる | 作成日時：2021年4月24日 19時
