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『あ、あの…』
“眠い！暑い！遅い！空腹！”とスーツケースをバシバシ叩く女の子に、
私は恐る恐る声を掛けた。
するとその子は大きくのびをした後、ベンチから立ち上がった。
「遅すぎ。」
『ご、ごめんね？』
頬をぷくっと膨らませて拗ねる様子は明らかに小学生染みており、
その可愛らしさに私達の緊張はさっきよりも和らいでいったんだ。
小さな小学生相手に怖気づくのは可笑しな事だったと、私と小塚君は顔を見合わせて笑った。
しかし次の瞬間、すぐにふりだしに戻ってしまうんだ。
翼「ごめんね、俺さっきまで会議しててさ。」
翼が女の子と目線を合わせるように少しかがんで微笑んだ。
さすが美貌の翼、子供から老人までもが目をハートにするエンジェルスマイルである。
思わず私もその横顔に見惚れてしまったが、
「私の事、皆で考えてたんでしょ。」
この女の子は違った。
目をハートにするどころか平然としていて…
此方を見透かしたような発言をする。
再び得体の知れない恐怖が私達の鼓動を速くさせた。
“リーダー若武、出番です。”と引きつった顔で若武の背中を前へ押す上杉君
一瞬困惑した若武だったが、すぐにキリっとして女の子の前に出た。
ちょっとドヤ顔なのは“リーダー”と呼ばれたのが嬉しかったのだろう。
単純だなぁ
若武「やぁ少女、俺はこのチームのリーダー若武だ！まずは君の名前を教えてくれないか？」
コクンと頷いて女の子は姿勢を正す。
スーツケースから手を離せば、ひらりと白く可愛らしいワンピースが揺れた。
そして信じられない自己紹介をしたのだ。
「はじめまして、」
「立花ゆるです!」
「彩お姉ちゃんの妹ですっ」
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レン(プロフ) - あいすさん» 本当ですね…何故でしょう。教えてくれてありがとうございます！ (2021年4月25日 7時) (
レス) id: 6501380a5e (このIDを非表示/違反報告)
あいす - うちの勘違いだったら申し訳ないです…。 (2021年4月24日 22時) (レス) id: 39e42ad41f (このIDを非表示/違反報告)
あいす - css…微妙についてないような？ソース誤字ってるかもです（馴れ馴れしくてごめんなさい） (2021年4月24日 22時) (レス) id: 39e42ad41f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆる | 作成日時：2021年4月24日 19時
