08 ページ10
よっしゃー!!
これで今日のお仕事おーしまい♪
そう思って瀞霊廷内を1人でウロウロ歩く。
どこかいく宛があるわけでもなく、
ただウロウロと歩いていた。
現時刻は3時を少しまわったところ。
まだ昼休みが終わって、
皆が仕事をしている時間帯。
昔だったら、
ギンとサボって
あの人で遊んで…。
あぁだめだめ。
あの日を境に私は“昔だったら…”と考える癖がついてしまった。
昔のこと。
昨日のことの様に鮮明に思い出せる。
今でも隊首室に入ったら、
金髪で、猫背で、
めんどくさそうにしてて、
意地悪そうに笑って…
『おかえり。
遅いご帰還やなァA』
って迎えてくれるんじゃないか…
また、あの声で呼んでくれるんじゃないか…
全部夢だったって……
あの日、皆が居なくなってからいろいろ噂になった。
“あの人達は死んだんだ”
“技術開発局はヤバイ”とか…
技術開発局がヤバイのは認めるけど…
だって妖怪白玉団子が局長だし…
でも、前者の方は信じられなかった。
死ぬわけがない…ってね。
生きてる…きっと今も。
「A〜!!」
あれ、遠くから私を呼ぶ声が…って
「乱菊!?え、仕事は⁈」
「いいの、いいの‼
隊長に全部押し付けてきたから‼」
えーそれってどうなの？
日番谷隊長、ご愁傷様です……
てか、三番隊と十番隊って正反対だよね。
乱菊は私の後ろ襟首を掴むと歩き出す。
「ちょっと付き合いなさいよ」
ねっ？
乱菊がウインクして言う。
てか首苦しい。
あぁ男どもなら瞬殺だろうな。
美人で金髪だし…
……何より巨乳だし…
羨ましいぞ、コノヤロー‼
心の中で叫びながら何処へ行くのかも知らず
乱菊に引きずられて行った。
「あぁ!!私の髪が！」
引きずられる際、髪も少し巻き込まれ
急いで長い髪を寄せ集める。
「ごめん!!
あの人に大事な長い髪を見せるんだったわよね」
長い髪を見せる。
あの人が昔、私に
“長い髪のAを見てみたい”
と、言っていた。
その日から出来るだけ長い状態を保っている私の髪。
未だあの人には見せれてないけど。
お尻…削れそう…
どんどん引きずられて行く。
この巨乳美人のどこにそんな力が眠っているんだ‼
というぐらいの力で。
.
.
((もう一度…名前を呼んで下さい))
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 279人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「アニメ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：アリサ | 作成日時：2014年2月3日 10時
