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“不動の五番隊第四席”



そんな噂が広まり始めたのはいつからだろうか。

恋次くんと別れ十番隊へ向かいながら考えていた。

ずっと四席だったら噂になるかもだけど…

101年…
いや、もっと前から四席だったと思う。

あの人が隊長だった時から。

“十”と書かれた大きな門をくぐり
隊首室へ向かう。

隊首室の前に着くと

“松本ーーーーーー‼‼”

と日番谷隊長の怒号が聞こえてくる。

やばい。

部屋の前だから耳が痛い。

何やら説教をしている様子。

まぁ、大体は予想がつく。

乱菊がサボっているとこを、
日番谷隊長が見つけて怒ってる。

そんなとこだろう。

日番谷隊長も大変だな。

毎日こんなんで声かれないかな。

隊士も迷惑だな…

まぁ、乱菊がサボりをやめたらいい話なんだけど。

あ、私もか。

少し静かになったのを見計らって


「五番隊第四席、白石Aです」


ああ、このセリフを101年以上…

何百回、何千回唱えただろうか。


「入れ」


入室許可が降り、扉を開けると椅子に座って
執務をこなしている日番谷隊長____



……ではなく、とても豊富な胸。


絶対乱菊だ。


「A〜久しぶりね‼
最近来ないから寂しかったのよ?」


私に抱き着きながら言う乱菊。

はっきり言おう。

苦しい。

身長が低い私は乱菊に抱きつかれると
顔が丁度、乱菊の胸辺りに当たるのだ。

男なら鼻血噴き出して喜ぶかもしれないけど

私は決して変態じゃない。

もう一度言おう。

とりあえず…苦しい…

こいつは私を窒息死させる気なのかと思った時。


「おい松本。白石が苦しそうだぞ」

「あ、ごめん」


あぁ、やば。

日番谷隊長、神だ‼

乱菊が離れると深呼吸してそう思ったAだった。









((101年前とは違う、今の日常))

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設定タグ:BLEACH , 仮面の軍勢 , 平子真子   
作品ジャンル:アニメ
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作者名:アリサ | 作成日時:2014年2月3日 10時

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