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「あー剣八のヤロー……」
あ、一護くん発見!!
なんか、更木隊長の愚痴言ってるけどｗｗ
なんか、ウケルww
「おーい、いっちーごくーん!!」
ブンブンと両手を振って読んでみる。
あれ、視線すごい集めてる気がする。
まぁいっか。
「おーAじゃねぇか。もう大丈夫なのか？」
「うんー大丈夫なんじゃない？」
「それってホントに大丈夫なのか？」
一護くんって、心配症だね。
ってか、からかいようがあるよね!!
「なんか、ごめんね。
何回も訪ねてくれてたみたいで。」
「ああ、別にいいんだよ。
お礼を言いたかったんだ。
あの時、お前が見逃してくれたから
ルキアを助けることが出来た。」
お礼ってそれか。
別にそんな大層なことしたわけじゃないからいいのにな
「でも、なんで見逃してくれたんだ？」
「分かるから。
会いたい、助けたいって気持ちが。
私はいつも待ってばっかりだから、ダメなんだけどね」
「そうか…」
「100年以上待ってるのに、まだ会えないんだ」
「100年も！？すげぇな!!」
「え…すごい…？」
「100年も待つなんてすげぇよ!!
普通そんなに待てねぇよ。
……大切な人なんだな」
「うん！
私の世界に色をくれた人だから!!
一護くんで言ったらルキアちゃんかな？」
「ああ、あいつは俺の世界を変えてくれた」
そう言って一護くんは空を見上げた。
オレンジ色の髪が静かに靡いた。
.
.
.
((早く迎えに来てと、幾度願えば叶うだろうか))
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作者名：アリサ | 作成日時：2014年2月3日 10時
