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「おかえり、白石くん」


隊首室に入ると、迎えてくれたのは藍染さん。

いつも隊員達に向ける笑顔でこちらを見てくる。

この笑顔を見ると女の子は
“キャー”と奇声をあげ、心を奪われる

…らしい。

まぁ、私には全くもって通用しないのだが。

私が初めてこの人に会った時……


『五番隊副隊長、藍染惣右介だ』


あの時もこういう風に微笑まれ、
この人の私の第一印象は


“胡散臭い”


この一言。

どこか裏があるような笑顔。

目の奥の冷たい視線。

怪しい以外の考えようがない。

それに何よりあの人がずっと警戒していた人。

あの夜、見かけた時も…
何か違和感を感じた。


「Aくん。今日は1日だからね…
これを各隊に配ったらあがっていいよ」


1日…そう今日は1日。

この変態ロリコン眼鏡…ゴホン。

つい本音が…

藍染さんも覚えてたのか。


「覚えて…いらしたんですね」

「そうだね。
僕の隊長だった人だからね」


桃ちゃんは全くわからない、という顔で
頭の上に?を浮かべている。

私は藍染さんから書類を受け取ると、
失礼しますと一言言い残し隊首室を出た。









((眼鏡越しで、貴方は何を見ているんですか))

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設定タグ:BLEACH , 仮面の軍勢 , 平子真子   
作品ジャンル:アニメ
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作者名:アリサ | 作成日時:2014年2月3日 10時

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