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今日は1日。
あの事件から101年。
皆が私の前から居なくなってから101年…
藍染副隊長は五番隊隊長に。
私と同期で入って三席だったギンは、三番隊隊長になった。
私にも昇進や移隊の話がきたが全て丁重に断った。
五番隊が好きだし、何よりこの
“五番隊第四席”の場所が気に入っている。
だから、ずっと居たい
あの人が私にくれた…大切な居場所だから
「Aちゃーん、どこー?」
隊舎の屋根の上で横になって、暇を持て余していた私の耳に入ってきたのは
私を呼ぶ自隊の副隊長の声。
持て余すっていってもサボってるんだけど。
私を呼ぶ彼女は
五番隊副隊長、雛森桃
いつもサボってる私を探しに来るのは七席あたりなんだけど…
流石に副隊長が探しに来ると…
それに可愛い女の子を困らせるのはちょっとね。
「Aちゃーん!!」
「はーい‼
副隊長、お仕事お疲れ様です‼」
腰まである白銀の髪をなびかせ屋根から飛び降りると、
桃ちゃんに敬礼する。
「もー、藍染隊長が探してたよ?」
「えー」
可愛く頬を膨らませて怒る桃ちゃんについて私は隊舎に入った。
((“迎えに来る”と。
言ったあの人を待って101年…))
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作者名:アリサ | 作成日時:2014年2月3日 10時