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理解できない ページ16
赤髪の男が部屋から出て行った後俺はさっきと同じ言動を繰り返した
つむぐ「結婚はまだ早すぎる」
俺のその言葉を聞くとAは「そんなことないよ」と微笑む
貴「私サソリと会ったの今日が初めてじゃないの」
そうしてAはサソリとの過去を話してくれた
その話を聞いて俺はひどく驚いたと同時に結婚はありえないと思った
同じ一族なせいか気も合う、話も合う俺らだったが今回のAの話は俺には何一つとして理解が出来なかった
Aは一体何を言ってるんだ？
つむぐ「お前自分が何を言ってるのか分かってるのか？」
貴「えぇ、わかってるわ」
Aが笑っていない
真剣にこちらの顔をまっすぐ見て俺の質問に答える
普段笑顔以外の表情をあまり見せないあのAが…
Aが真剣だということは理解したが俺はどうしても結婚には賛成できなかった
二度も殺されかけた相手と結婚なんて到底ありえない
Aはきっとあの赤髪の男に洗脳されてる
そうに違いないと思った俺は赤髪の男と話してくるとAに告げ部屋を出た
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作者名：リンネ | 作成日時：2019年8月6日 16時
