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「そっか………そうだねっ!俺も負けないように頑張るよ!」


元気を取り戻した相葉さんの言葉に、
みんなで頷く。


「なんかさ、アレだよね。
俺たち、すごくないっ?!
みんなで同んなじモノ見ている気がする」


また頭の中で、飛ばし始めた様子の相葉さんが興奮したように弁論を始める。


「俺が緑を守るでしょ?
松潤が森を作って
翔ちゃんがそこを護るために戦う。
にのが大ちゃんを治して
かすみちゃんは子どもたちに大切なことを教えて伝えていくんでしょ?
みんなそれぞれ役目を担って、
守って………って。
俺たちなんだか、戦隊ヒーローみたいじゃない?
スーパー戦隊グリーン5なんつって」


壁に掛かったレッドのお面を指差して笑う相葉さん。
二宮くんが、露骨にイヤな顔をしているのがおかしい。


「ふぁいぶ………」


サトシさんが指差して、みんなを数え………自分がいないことに気づき肩を落とす。


「ほら、大ちゃんはさ!ヒロイン的、な?」


相葉さんが瞬時にフォローを入れる。


「サトシ君が、ヒロイン………
俺、赤好きなんだけど、レッドでいいかな?」


大真面目に確認を始める櫻井さん。


「あー、じゃあ、俺、食いキャラの黄色でいーわ。セリフ少なそうだし」


面倒くさそうに手を挙げて言う二宮くん。


「全然、食いキャラじゃないじゃん、にの」


「最近のイエローは、女子とかなんじゃない?」


まともに返す松本さん。


「じゃ、ピッタリだね。にののイエロー」


………私も一応、女子なんですけど………ショックを隠せない。

みんなが笑いながら、子どもの頃ハマった戦隊モノの話しに興じる。


「あ、俺、パープルかブラックでいい?」


ずっと色を考えていたみたいで………だいぶズレたタイミングで名乗り出て、可愛い笑顔をみせる松本さん。

ニコニコと向けられた笑顔に、みんなで赤面した。

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作者名:えりんこ
作成日時:2014年9月16日 16時

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