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1.10(sideN) ページ10
翔さんが探偵気取りで、松本さんのことを調べていくのは正直、面白くなかったけれど。
大学生の翔さんの方が時間に融通がきくこと。
うちの親からの多大な信頼により、会社付近で見つかった場合のリスクが低いこと。
そして、なにより、松本さんのヴェールが剥がれる度に、頬を赤らめながら得意げに語る翔さんが(面倒くさいけど)可愛いかったので、まぁ、そこらへんは妥協した。
そして、興信所を使い、松本さんの生い立ちや学歴を調べ、
ますます興味を惹かれ、
彼がここで何の仕事に取り組み、なぜそれが公けにされないのかを明かしたくなった。
で、ちょっとした翔さんの技で、ちょっとした総務部の女子を引っ掛け、ちょっとした操作でICカードを入手。
その後は、ちょっとした違法行為でICカードのデータを松本さんのものに酷似させて、残るパスワードは、最も古典的な方法を使って松本さんとのメールのやりとりで手に入れるという次第だった。
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作者名:えりんこ
作成日時:2014年5月29日 12時